山口県柳井市にある阿月で、
毎年2月11日の祝日に行われている
「阿月の神明祭」
に行って来ました。
伊勢神宮の御師のひろめた神明信仰、
そして、小早川氏の軍神祭あるいは浦氏自体への
顕彰が習合したともいわれる、
地域をあげての盛大な火祭りです。
祭り自体をシンメイサァ・御神体を神明-しんめい-
または神明様-しんめいさま-等と呼び、
東・西それぞれの神明宮前の浜に、
大鉾を模した御神体を
起し立てることにより開始されます。
日没後、御神体に火を点けるはやし方で、
祭りもクライマックスです。
他の地域にも神明祭はいくつかあるようですが、
阿月の神明祭は長い歴史の中で独自の進化を遂げた、
勇壮で美しい祭り だと言われてます。
東・西神明宮前の浜にそれぞれ1体づつ立てられます。
高さ約20m。中心部は松4本と竹等で構成され、
周囲は椎葉、梅、橙(だいだい)、裏白等で造型されています。
祭り当日には、御幣、五色の神帯、
「かに」と呼ばれる願掛け飾り、薬玉等で飾られます。
東のご神体の起し立て
お見事
西のご神体の起し立て
裸ん坊が起し立てを行う前に、
酒樽をつけたT字型に組み合せた棒を肩に担いで、
掛け声とともにお神輿のように練り歩くものを
〈じょうげ〉と呼ばれてます。
今日一番輝いていた子を、思わず追ってしまいました。。
小っちゃい体で、寒さをこらえて
頑張ってました
去年結婚されたご主人の方は、
仲間に担がれて海の中に落されます。。
朝早く出かけた時は曇っていて
浜風がとても冷たく震えてましたが、
両方のご神体が起こされてから
朝日が少し顔を出し始めました
天使の梯子が、とってもキレイで
やはり天照大御神様が祝福されてる
そんな気がしました
夜、ご神体に火が点けらる頃
また出かけてみようかと思ってます。。
ご神体が炎に包まれた直後、
結わえてあったロープを操作して、
ご神体は海側に引き倒され、
この時、燃えるご神体からお飾りを取って、
お守りにする人が多くいるそうです。
家内安全、無病息災等の願い事が
叶うと伝えられています。