これまで当ブログで少し書いたこともありますが、TKはブレーキを多用してミニッツを走行させています。
ちなみに1/12レーシングカーなどの他のカテゴリーの時は、ほぼブレーキは使用しませんでした。
ミニッツの場合はウレタンコースの特徴である、コース幅が狭い・コーナー数が多い・タイトコーナーが多い、といった感じでブレーキとの相性が良いため使っています。カーペットコースもレイアウトによりますが、使わないことのほうが多いです。
ミニッツカップ横浜レイアウトで説明すると、
オレンジの箇所で強ブレーキ、ブルーの箇所で弱~中ブレーキを使っています。
ミニッツはブレーキを使っても使わなくても、レイアウトによりますがベストラップはそんなに変わりません。
TKにとってブレーキは当たり前にやっていることなので、あえてその意味を深く考えることはなかったのですが、最近になってブレーキ関連の質問が多くなってきたため、あらためてメリットやデメリットなどを考えてみました。
ブレーキの主なメリット
・コーナーの進入時と立ち上がり時にラインの自由度が増える
・コーナー進入時に減速タイミングを遅くすることができる
・コーナー立ち上がり時に加速タイミングを早くすることができる
・他車との接触を回避しやすくなる
・バトル時に仕掛ける方法が増える
・路面グリップが低い時でもブレーキングによって曲がるきっかけ作りができる
・塗面グリップが高い時でもしっかりと減速して無理の無い適正な曲がり方ができる
ブレーキの主なデメリット
・ギャップがあるコーナーでラインとブレーキングが安定しない場合がある
・左手人差し指の外側にかなり負荷がかかる
・燃費が悪くなる?※ミニッツは8分走ってもバッテリーの半分も使ってないので実害無し
ブレーキに関連する設定値
オープン、ワイド、ナローの全てでほぼ同じ箇所でブレーキを使用しますが、それぞれのマシンでブレーキ設定値を変えています。
■ICSの設定(全車共通)
バックタイミング:2
ニュートラルブレーキ:5
THニュートラル幅:Mid
※その他のTH関連の設定値は各マシンで異なりますが、ブレーキへの影響があまりないため省略。
■プロポの設定
全ての共通設定でスロットルトリム系は基本0。
スロットルブレーキが、オープン75、ワイド70、ナロー65。
これらの設定値は、各マシンのギヤ比やモーター特性などで変わってくる転がり特性とTKのフィーリングを考慮してのものですので、人それぞれ参考程度に!
まとめ
あらためてメリットとデメリットを書いてみましたが、良いことだらけですねw
ブレーキを使うと、あらゆる場面で自由度がかなり増えて、ミスも減るし、結果的に安定したアベレージ走行につながると思います。
よくある場面が、ブレーキを使わない人は1つめのコーナーでアンダーがでた場合に次のコーナーのラインも乱れてしまうことがありますが、ブレーキを使えれば次のコーナーの進入前にマシンを外側に振ったりしなくていいし、最短ルートで正常なラインに戻すことができます。
言い方を変えると、ブレーキを使えばこの正常なラインの幅がかなり広くなるし、ベストラインに依存する割合も減るし、ブレーキの加減でどっからでもわりと同じようなタイムで曲がることができるようになります。
で、肝心のブレーキ練習方法ですが、、、人に伝えることはすごーく難しいですw TKごときじゃ無理ですw
「曲がる・曲がらない」に関しては、人それぞれ千差万別な感覚があるようで、こればっかりは自分自身で日々鍛錬し、身体で覚えるしかないですw
強いて言えば、TKのスロットルブレーキ設定値は65~75ですが、これを30~50辺りの弱いブレーキでやってみること。
あと、コーナーリング時にフロントの引っかかりが少ない、一般的にはちょっと曲がらないってぐらいのマシンセッティングでやってみること。
TKも昔は30辺りでやっていましたが、そっから徐々に強くしていって、ブレーキの強弱を自分の指でコントロールすることができるようになっていきました。最終目標は100ですw
次回予告
ブレーキングとの関連性も高い「パーシャルスロットル」についてです!