昔から、里中満智子さんの大・大・大ファンです。一番の愛読書は、なんと言っても「あした輝く」です。でも最初の出会いは「アリエスの乙女たち」で、ハラハラしながら連載を読み続けた思い出があります。今日は、その連載中から知っていた言葉を、引用させていただきたいと思います。(表記は仮名の一部を漢字に変え、句読点を補う等してあります)
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時はながれ‥‥人のさだめも時とともにながれ‥‥ゆめはきえ、希望はくずれ、日々のくらしは姿をかえていく。
うつりかわる人の世、さだめにゆれる人の世‥‥
永遠にすがたをかえないものは、ただーー愛ーー。
愛するすがたは変わっても、
愛の言葉はなくなろうと、
もはや愛されなくなったとしても‥‥。
あなたがわたしの生きがいです。
あなたがわたしの生きがいです。
そう言いきれるのが真実の愛。
あなたが生きがいです!
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わたしたちは結ばれた。
おたがいのすべてを知った。
あの一瞬をさかいに、
わたしの
からだじゅうの血がぜんぶ
いれかわってしまった。
わたしの髪も、
わたしのはだも‥‥
すべて、この人の愛のために
息づきはじめた。
女が、愛をたしかめるということは‥‥
こんなにも
大きな意味をもつことだったのか‥‥
もう一人では
愛ということばは
かたれない。
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愛とは、生れるものじゃなく、そだてていくものです。
愛は、もとめて得られるものではなく、与えてこそ、愛のふかさを、はじめて知ることができるものです。
いたわりあい、はげましあい、いつくしみあい、高めあってこそ、愛しているといえるのです。
愛そのものには形はありません。
でも、すがた形のない愛というものこそ、この世で一番たしかなものなのです。
(講談社漫画文庫『アリエスの乙女たち』全4巻より)
ウ~ン、名言ぞろい!!
里中教ってのがあったら、真っ先に帰依しちゃう!!!!!