今、NHKの19:30~の金曜イチで「あなたは何しに“お寺”へ?」と言うのをやってました。
で、あちこちのお寺で「葬式仏教」から脱却すべく、いろいろ努力している様子が紹介されていました。
都心のお寺でヨガ教室を開いたり、住宅地のお寺で、ペットと飼い主が一緒にお墓に入れるようになったりとか。住宅地のお寺で子供が遊べてお母さんが交流出来る場を提供したりとか。
つまり、お葬式・法事お墓参りだけじゃ無くて、日常的にお寺と地域の人とかと交流出来るよう、それぞれ個別に努力している訳です。
視聴者の意見として、「あんまりお寺が俗化しちゃうのもどうかと思う」と言うのが紹介されていました。この人は、”お寺はあくまで葬式や法事をするための所”と言う認識なんでしょうね。
キリスト教の人なんかは毎週日曜に教会に行ってる訳で、ボクはお寺もそんな場所になって欲しいと思う。そういうのがベースにあるからこそ、クリスマスやハロウィンが盛り上がるんだと思う。
最近は商業ベースで”イースター”とか言ってるけど、個人的には非常に違和感を感じます。アメリカのモノマネでクリスマスやハロウィンが盛り上ってますが、ニッポンという仏教国でそれはおかしいだろうと本気で思う。
私は前に書いたように一応仏教徒だし仏教が好きなので、クリスマスのようなノリで仏教が盛り上がってほしいと本気で思っているのですが、お寺と民衆の接点がお葬式やお墓参りだけって現状では難しいと思う。
番組で取り上げられていたような個別のお寺の”企業努力”は頑張って欲しいと思いますが、個別で頑張っているだけじゃ限界があると思う。
最近で(あんまり最近でも無いけど)違和感があるのが恵方巻です。恵方巻は元々大阪周辺の近畿圏の風習だったのをセブンイレブンが全国に広めたらしいです。だから関東の私にはもともとそういう風習は無いから違和感を感じるのですが、結果的には全国的なイベントになってしまった。
バレンタインデーもチョコレート業界と結託したことにより商業的なイベントになった。
一方こないだの4月8日はお釈迦様のお誕生日(花祭り)だったのにも拘わらず誰も何とも言ってない。
個別のお寺が努力するのも偉いと思うけど、仏教界は、恵方巻みたいに流通大手と結託してせめて花祭りくらいはイベント化して欲しいと思う。
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