さて、第2部。
「ひざ関節症クリニック」をいろいろ調べてみると・・・
全国14拠点で開設。
基本的には再生医療専門のクリニック。
「切らないひざ関節治療」がモットーなので手術等は行っていない(多分)。
で、さらに調べるとここで行われている再生医療は「PRP-FD療法」と「培養幹細胞治療」がメイン。
ともに保険の効かない自由診療。(100%自己負担)
よく保険が効かないという話をすると「でも高額な医療費なら10万を超えればその差額は戻ってくるんじゃないの?」と聞かれることが多いのだが、それはあくまでも保険適用治療で一か月あたりに掛かった費用が一定額を超えた場合、その差額の金額が戻ってくるという高額医療費制度の話。
自由診療は文字通り自分の意思で決めた保険対象外の治療になるので全て自費で賄わねばならないのだが、確定申告で医療費控除申請をすればいくらかは戻ってくる。その人の収入にもよるが2〜3割くらい??
(詳しくは厚生労働省や国税庁のHPで調べてね)
で、ひざ関節症クリニックの料金表を調べてみると最低でも15万円、一番高いと100万円を超えてしまう・・・(驚っ)
むむむむ・・・
年収300万円台の私には厳しすぎる治療費だ。
ただ、黙っていても治る見込みはないしどうしたものかと思案に暮れていると「まずはMRI診断から」という文字が目に入った。
そうだ、町医者のおじいちゃん先生は問診と触診だけで終わってしまったのだが、ここは一度MRI診断という科学の力を借りて今自分がどのような状態なのかを知ることが大事なのでは?!という結論に達した。
幸いにもMRI診断だけなら保険適用で1万円前後なのでこれなら何とかなる。
というわけでひざ関節症クリニックのホームページの申し込みフォームへ個人情報を入力すると後日電話がかかってきてMRI診断と担当医の診察の予約を入れることに。
幸いにも1月から2月にかけてはWリーグがバイウィーク中であったので、土日ならほぼいつでも大丈夫だったので(暇人かよwww)、2月上旬にMRI検査を受けに。
場所は横浜駅から徒歩5分くらいの「メディカルスキャニング横浜」という場所。
ちなみに私が診察を受けている「ひざ関節症クリニック 横浜院」自体はMRI検査は行っていないので外部機関であるメディカルスキャニング横浜に外部委託で検査をしてもらったのち、ひざ関節症クリニックで診断を受けるという流れになる。
(大学病院や総合病院ならひとつの建物の中で全て完結するであろうが、あくまでもクリニックという小規模な医院のためこのような形式を取っていると思われる)
で、人生初MRI。
スキャンするのは左膝だけなので全身をあの筒状の中にすっぽり入れるわけではなかったのだが、約20分間動いてはいけないのが結構辛かった(苦笑)。
というか、いつ終わるのか時間の感覚がよく分からなかったのであの独特のガガガガガ・・・という音を聞きながら(防音用のヘッドホンは貸してくれるのだが)、ひたすら「早く終われ~早く終われ~そろそろ尿意が~」的な感じで我慢していた。
私の場合は左膝だけだったので結果的には20分で終了したのだが、全身の場合だと60分くらいかかる事もあるそうだ。
60分間も身動ぎせずにじっとするのはさすがに厳しすぎる。。。
そんなこんなでMRI検査が終了するとその画像データをCD-Rに焼いてくれて、それを持って「ひざ関節症クリニック」へ行くように指示される。
私の場合はMRI検査の日と診察の日が別々だったので、そのCD-Rを持って家へ帰ってきたのだが、やはりその中身が気になる(笑)。
ということで家に着くと早速MY PCに入れて画像ファイルを見ようと思ったのだが、拡張子が見たこともないやつだったので開くことが出来ず。
どうやら専用のソフトじゃないと見られないようだ。
画像データだけならメディカルスキャニング横浜とひざ関節症クリニック横浜院がオンラインでやり取りすればいいような気もするが、あくまでも別々の医療機関なのでメディカルスキャニング横浜で採取したデータを他のクリニックに持って行ってセカンドオピニオンにも使えるようにするためにCD-Rへ焼いて患者に渡しているのではないかと勝手に推測してみる。(他の理由が何かあるかもしれないがこれ以上の詮索はやめておこう)
で、後日そのMRI検査のCD-Rを持ってひざ関節症クリニック横浜院で診察・診断を受けると・・・
結論として・・・
「左膝半月板損傷」
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
半月板損傷ってスポーツ選手などが怪我するとよく耳にするけど、一般人である私がなぜ?!
一瞬頭が白くなった。
しかし、よくよく考えてみると半年以上も痛みが続くという事はそれなりに理由があったということ。
膝の状態が分かればその後の治療もどうしようかと決断するきっかけになる。
ひざ関節症クリニック横浜院で再生医療の治療法や料金について説明を受けるがもちろんその場で数十万円もかかる治療を「お願いします!」と即答することは出来ず、
「とりあえず家に帰ってじっくり考えてから結論を出します」と答えてひとまずクリニックを後にする。
で、家に帰っていろいろと半月板損傷に関してリサーチ。
大まかな治療法は「手術」と「緩和療法」がメインのようだ。
ちなみに半月板は軟骨の一種ではあるが元通りにぴったりとくっつく事はないらしい(マジっ?!)
手術の場合は破損箇所の除去か縫合。
昔は破損箇所の除去が多かったらしいのだが、一度除去してしまうとそこから元のように軟骨が生えてくることはないので、年を取るとともにひざのクッション機能が損なわれてしまい、結果として軟骨減少によるひざの痛みが発生してしまう可能性があることも。
そのため現在の医療では縫合手術がメインらしい。
ただ骨と違って血管(血液)があまり通っていない箇所なので元通りにぴったりとくっつくことはないらしい。
破れた布と布を縫合してもぱっと見は1枚の布に見えるかもしれないけど、時間が経てば縫い目がなくなるわけではないといえばわかり易いだろうか。
なので再びその箇所に大きな力が加われば損傷する可能性もあるが、根本的な治療という意味では手術が一番効果的であるという外科医もいる。(あくまでネットリサーチ情報ですwww)
もうひとつは緩和療法。
これは文字通り痛みを緩和させて回復を促すというもの。
主にヒアルロン酸などを膝に注射して痛みを和らげるのだが、これはどうやら軽度の症状や手術をしたくない場合など。
ただし、ある程度の期間を要するし半月板損傷自体を完治させるというよりは痛むと注射を打ってその時は良くなるがしばらくすると・・・そのサイクルの繰り返しになる可能性も。
個人的にはまだ(もう?)45歳。
人生の折り返し地点は過ぎたとはいえ、平均寿命まではまだまだある(と思われるがある日突然死ぬ事もないとは言えないが)。
このまま誤魔化し誤魔化し生活するのも嫌だし、出来る事なら完治はせずとも痛みとはおさらばしたいところ。
ただ、手術となると(縫合の場合は)リハビリに一か月程度かかるらしい。
その期間は膝に体重を掛けてはいけないので松葉杖生活に。。。
えぇぇぇぇぇぇぇぇ
いくらバリアフリーの世の中になったとはいえ、一か月も松葉杖生活なのは厳しすぎる。
もし定年退職して家で悠々自適に暮らしている世代ならこの選択肢もあったかもしれないが、まだまだ働かないと食ってはいけない現在。
正社員じゃないから一か月もまるまる休んだらどういう結果が待っているかわからないし、かといって松葉杖を使って毎日1時間以上も掛けて通勤するのもかなり負担大。
というわけで再生医療について考えてみる。
再生医療は手術と緩和療法の中間療法というイメージ。
(詳しくはネットで調べてねwww)
自由診療とはいえ手術が要らないのはかなりのメリット。
ただし、自分が進められたPRP-FD(1回)というコースは約30万円。
年収の1/10近くかかる。
それでも毎日膝が痛くてQOLがマイナス千円と考えると一年で36万5千円のマイナス。
それを考えたら・・・なんて考えが頭をよぎる。
幸いにも独り身ということもあり生命保険には入っていないし、がん保険等の医療保険にも入らない代わりにいざという時に使える官房機密費的な蓄えはある。
あぁぁぁ30万円あればもっといいカメラやレンズも買えるし、あちこち旅行へも行けるし美味しいものも食べられるのになぁ・・・なんて考えもしたが・・・
全ては健康があっての話だ!!!
健康じゃなければそれらも楽しむことが出来ない。
傅士仁も糜芳に「なぜ生きる事を歓ばぬ!」と言って説得したし。
(三国志ネタかよ)
赤木しげるも「オレは30万円で後の30年を買う・・・」と言ったし。
(いや言ってねぇーよwww)
ともかく自分を自分で説得させる必要があった。
こういう時に使うために(個人的)官房機密費があるのではないか!と。
あぁぁぁこんなに長くなるとは思っていなかったので第3弾へ続く。
大森ふるさとの浜辺公園の画像でも見ながら次回更新をお待ちください。