夏休みも4日目に。

 

ついに時は満ちた!

ハマスタへ向けていざ出陣じゃぁぁぁぁぁぁぁ!

 

ついに第106回全国高等学校野球選手権神奈川県大会も準決勝まで来た。

今日・明日で全てが決まる。

そして神奈川の夏が終わってしまう。

 

うぅぅぅぅぅぅ寂しいよ~

うぅぅぅぅぅぅもっと見ていたいよ~

 

どんなことにも始まりがあれば終わりがある。

永遠なんて存在しないのだ、多分、知らんけど。

 

そんなセンチメンタルな気持ちを抑えつつ、最後まで球児たちの勇姿を見届けるんだ!と体調も万全にして家を出る。

 

普段職場へ向かうのとほぼ同じ時間帯の電車に乗り込む。

車内は当然、平日なので仕事へ向かう格好の人ばかりだが、私は蜀討伐へ向かう鄧艾将軍のような帽子を被って上はアロハシャツ下は短パン、背中にはVickies Bag。

 

ふふふふっ

無職のおじさんではないぞ!

夏休み中のおじさんだぞ!

 

ハマスタには8時40分頃到着。

 

もう入場開始しているらしく、当日券売り場には列が出来ておらずすぐに買う事が出来た。

 

 

ちなみに準決勝・決勝はバックネット裏エリアが前売りの指定席となっており、当日券は自由席のみ。

なので私は横浜高校サイドの3塁側に陣取る。

 

 

 

ちなみに前売り指定席はバックネット裏の(ベイスターズ戦でいうところの)指定席SS・S+・S・B(一部)。

そして生徒応援席は(ベイスターズ戦でいうところの)指定席FA・A。

自由席は(ベイスターズ戦でいうところの)指定席FB・B(バックネット裏以外のエリア)・C・外野席。

 

外野席は人がまばら、ウイング席は開放せず。

BOX席など特殊な席は知らんwww

 

こんな感じ。

明日行く人はご参考に。(たぶんこんなブログ見てないだろうけどwww)

 

で、第1試合の一塁側は武相高校サイドなんだけど、全校応援ではなかったようで指定席Aエリアがぽっかりと空席状態に。

 

 

しばらくして、内野席が埋まり始めると自由席として開放してくれたようだ。

 

さてさて、今日は準決勝ということで1日2試合だ。

 

果たして体力が持つだろうか。

ただ座っているだけとはいえ35度近いこの猛暑の中で汗ダラダラでいつ熱中症になってもおかしくない状況だ。

一応ペットボトル3本持参してきたけど果たして足りるだろうか。

 

2試合が終わるのが先か?

見ている方が倒れるのが先か?

 

まさに生きるか死ぬかのスポーツ観戦。

それが真夏の「高校野球観戦だ!」。

 

T川氏「高校野球ファンなら球場で死ねたら本望ですよ」

 

いやいやいやいや、大迷惑だろうがwww

 

準決勝に残ったのは全て第1シード校。

 

どちらの試合も力と力のぶつかり合いで、決してワンサイドゲームになることなく最後までハラハラドキドキの展開だった。

 

第1試合 武相高校vs横浜高校

 

武相先発の八木投手は2年生の小柄な体格ながら、投球術に長けており、打たせて取るピッチングで横高打線を翻弄。

一方、横高は2年生のエース奥村(頼)投手をマウンドへ送り必勝態勢。

しかし、先に先制したのは武相。
2回表に2死満塁のチャンスを作るとラストバッターの渡辺選手がタイムリーを放ち先制点をもぎ取る。
対する横高は5回裏に2死2塁から2年生でありながら主将の阿部(葉)選手がタイムリーを放ち同点に追いつく。
6回表からは奥村(頼)投手から2番手の1年生・織田投手へスイッチ。
奥村(頼)選手はレフトへ周り、いつでもマウンドへ戻れる万全の態勢に。

その後は、武相・八木投手と横高・織田投手の投げ合い。

織田投手は9回までパーフェクトリリーフで武相打線をねじ伏せる。
本当に半年前まで中学生だったんだろうか??

 

そして、迎えた9回裏。
2死1,2塁のチャンスを作る横高。

向かえるバッターは打撃絶好調の阿部(葉)選手。

ここで、武相ベンチはなんと申告敬遠を選択して2死満塁とする。

プロ野球だったら絶対取らないであろう作戦だが、この辺が高校野球の面白いところ。

 

司馬懿仲達「はっ!これは背水の陣ではないか!きっと何か策があるはずじゃ」


そして迎えるバッターは2番・奥村(凌)選手。

レフト前に運んだ打球はダイビングキャッチを必死で試みるレフトの前に無情にもぽとりと落ちてサヨナラ勝ち!!!





勝敗は兵家の常

 

負けてはしまったが、武相の先発・八木投手は強力横高打線を相手によく頑張った。

また来年もこの舞台で見たいものである。

いや、まずは秋の大会での活躍を期待しております。

第1試合が終わると観客は半分ほどに。
横高のサヨナラ勝ちを見てお腹いっぱいになっちゃったのか、暑さに耐えきれずに帰っちゃったのか分からないが、ワシは最後まで見届けると覚悟を決めて出陣をしてきたのでもちろん第2試合も最後まで見るぞーーー!

 

と、いいつつかなり暑さでフラフラ。

しかし、兵法に詳しいT川氏その辺は抜かりがない。

 

「ふふふふっ、私が布陣したこの場所に秘密がある」

 

 

実はこの座席案内図の下に座って観戦していたのだが、午後になり太陽が南寄りになるとこの看板の下は日陰が出来るのだ。

屋根のないハマスタでもわずかな日陰を求めて布陣するこの男・・・只モノではないなwww

なお、ハマスタは屋根がなくても内野席最上段エリアは後ろが壁になっているので若干日陰になるので本当に暑さが苦手な人は朝早くから場所取りしてそのエリアに布陣してみよう!


第2試合 向上高校vs東海大相模高校

 

2回裏に1死2塁から才田選手のタイムリーツーべースで東海大相模が先制。
さらに2死2塁から柴田選手のタイムリースリーベースで2-0とする。
しかし5回表に2死満塁のチャンスを作ると本宮選手の走者一掃タイムリースリーベースでで向上が一気に逆転!

なんとしても負けられない東海大相模はすぐその裏に1死から三浦選手がレフトスタンドへソロホームランを叩き込み同点に追いつく。


東海大相模は6回表から198cmのエース藤田投手をマウンドへ送り必勝態勢へ。
一方の向上高校も6回裏から2番手・桧原投手へ交代。
果たして勝負の行方は?

試合が動いたのは8回表。
1死2塁で打席には古知屋選手。
ここで暴投でワンバウンドしたボールが一塁側に少し転がると2塁ランナーはすかさず3塁へ。

これを焦ったキャッチャーが3塁へ悪送球。

ボールがレフトへ転がる間にランナーが生還して向上が4-3と1点勝ち越す。
さらに勢いに乗る向上は1死満塁のチャンスを作り押せ押せモード全開!


絶体絶命の藤田投手。

準決勝で涙を飲んでしまうのだろうか?
しかし、ここは後続を遊ゴロ・三振で抑えてなんとか最小失点で切り抜ける。
すると、ピンチの後にチャンスあり。
8回裏、向上の桧原投手が勝ちを意識したのか急にストライクが入らなくなり連続四球で無死1,2塁のピンチを作る。
ここで3番手・齋藤投手へスイッチ。
東海大相模は4番・金本選手ににバントの指示を出すが失敗。

1死1,2塁となる。
ここも賛否の分かれる高校野球ならではの作戦と言ったところか。
齋藤投手は金本選手を抑えたところでお役御免となり4番手・大森投手へ交代。
すると5番・木村選手がヒットを放ち1死満塁。
今度は向上が絶体絶命のピンチ。
6番・才田選手の打球は前進守備のレフトの頭上を超えてフェンス直撃の走者一掃タイムリーツーべースとなり土壇場で東海大相模が6-4と大逆転。

 

となると、9回表は落ち着きを取り戻した藤田投手が緩急織り交ぜたピッチングで向上打線を翻弄。

見事な大逆転劇を演じた東海大相模が6-4で勝利。

 
負けてはしまったが、東海大相模をあと一歩のところまで追いつめた向上にもあっぱれ!をあげてやってくださいよ、張さん!的な素晴らしい試合だった。
 
これで明日の決勝は横浜高校vs東海大相模高校。
 
「結局、波乱はなしか」とか「いつもの顔触れか」なんて言う人がいるかもしれないが、やはり神奈川の顔でもある2校が全力でぶつかりどちらが強いのか?
私はめちゃくちゃ楽しみだ。
これぞ神奈川の高校野球だ!

 

明日もハマスタへ行くぞ!!!!!!!!