原発事故についての原因究明やソ連政府の対応についての描写がほとんどないのはどうだろうか?
そして架空人物の消防士アレクセイの行動に焦点があてられているが、どこかしっつくりと来ない展開で物語が進んで行く。
映画「チェルノブイリ1986」
【解説】
1986年4月、当時ソビエト連邦だったウクライナのプリピャチで起きたチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故で、未曾有の事態に命を懸けて挑んだ消防士の姿を描いたドラマ。
「ハードコア」「マチルダ 禁断の恋」のダニーラ・コズロフスキーが主演、監督を務めた。
恋人と10年ぶりに再会を果たし、彼女とともに新たな人生を歩もうとしていた若き消防士アレクセイ。
しかし、地元にあるチェルノブイリ原発で爆発事故が起こり、彼の穏やかな日常が一変する。
事故対策本部の会議に出席したアレクセイは、深刻な水蒸気爆発により、溶け出した核燃料が貯水タンクに達した場合、ヨーロッパ全土が汚染されるほどの大量の放射性物質がまき散らされる事実を知らされる。
アレクセイはタンクの排水弁を手動でこじ開ける決死隊に志願するが、その先には想像をはるかに超えた数々の試練が待ち受けていた。
2020年製作/135分/G/ロシア
原題:Kogda padali aisty
配給:ツイン