この作品は、名作「ノッティングヒルの恋人」を監督したロジャー・ミッシェルの遺作になります。
昨年9月22日に逝去されました。
舞台となった1961年は映画「ウエスト・サイド物語」が公開された年でもあります。
しかし、ヘレン・ミレンは「女王」から「家政婦」まで出来る素晴らしい女優です。
映画「ゴヤの名画と優しい泥棒」
【解説】
1961年に実際に起こったゴヤの名画盗難事件の知られざる真相を描いたドラマ。
2021年9月に亡くなった「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル監督がメガホンを取り、本作が長編劇映画の遺作となった。
1961年、世界屈指の美術館ロンドン・ナショナル・ギャラリーからゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。
この事件の犯人はごく普通のタクシー運転手である60歳のケンプトン・バントン。
長年連れ添った妻とやさしい息子と小さなアパートで年金暮らしをするケンプトンは、テレビで孤独を紛らしている高齢者たちの生活を少しでも楽にしようと、盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。
しかし、事件にはもうひとつのある真相が隠されていた。主人公ケンプトン役を「アイリス」のジム・ブロードベント、妻のドロシー役を「クィーン」のヘレン・ミレンが演じるほか、フィオン・ホワイトヘッド、マシュー・グードらが脇を固める。
2020年製作/95分/G/イギリス