第34回モントリオール世界映画祭に最優秀女優賞を受賞した深津絵里さん主演映画「悪人」を観てきました。
映画にしたいと思った気持ちが分かる映画でした。
出来は良い作品だと思いますが、作品賞と監督賞が取れなかった理由が分かったように思えます。
この作品には、AR演技技術のコアステイト「二ード」が必要です。
あと、もう少し重要な場面でのノンバーバルを丁寧に扱う必要があると思いました。
深津絵里さんの演技に対しても少し注文を付けたい気分ですが、最優秀女優賞ですからこれ以上は言わないことにします。
おめでとうございます。
ただ私の解釈と演出方法も面白いと思いましたので、俳優塾の授業で、この映画の私の解釈を生徒に説明したいと思います。
あとはヴェネチア国際映画祭参加作品「13人の刺客」の結果が楽しみですね。