プーさん好きの我が家にとって、コレははずせない1冊だと、、、
タイトルを見た瞬間に思った。
図書館に予約して、新品の本が届いた時には、
思わずガッツポーズしちゃったわw
 
 
               さよならクリストファー・ロビン   高橋 源一郎
 
             みんながよく知っているお話の主人公達とともに、
             「虚無」と戦うぼくの物語。
             プーも、アトムも、アナグマも、足し算も、死んだ人も、
             知っているけれど本当には理解していないこと。。。
             今、そこにいるのは、本当に本当の自分ですか?
 
 
可愛らしいタイトルからは想像もできない、この読後感(^^;)
 
コレは、“小説という形を借りた哲学書”というべきかも。
 
6編のお話は、現実のようでもあり夢ようでもあり。
読んでいる途中で、ふと、「今の私は生きてる私?」なのか、
「現実の私ではないのかも?」とか、そんな不思議な感覚になってくる。
 
最後に残るたった一人の人に、私はなれるのだろうか?
なりたい、のではなく。受け止めるだけの強さがあるのだろうか・・・?
 
生きていることと、そうでないこと。
その境目はどこにあるのだろう?
 
私の後ろの『2分30秒』を、『1+1の答え』を、
これから探し続けることが、『私の人生』だということ。
 
・・・って、ワケわかんないよね~。。。
読んでください。ぜひ。オトナのあなたに。
深い本です。
とっても。。。
 
                私は、最後までキミを見守っていようと思います。
                生きているときも、そうでないときも。