図書館で、ふと目が合った本。
 
以前、長男に薦められて読んだ作品が面白かった作家さん。
そして、今の季節にタイトルがピッタリだったので。
 
 
                    葉桜         橋本 紡
 
             高校生3年生の佳奈。小さな頃から通っている書道教室で、
             筆を動かしているときが好きな時間。でも、通っている理由は
             それだけじゃない。心に秘めた想い、家族への愛、、、
             日々の中から佳奈が見つけた答えとは・・・?
 
 
以前、『半分の月がのぼる空 』という作品を読んで、印象に残ってる作家さん。
文章も綺麗で読みやすかった。
 
今回の作品、女子高校生の瑞々しさが表れてていいな~グッド!
 
オトナのように物わかりがよかったり、子どものように不安になったり。。。
18歳ってそんな年頃。
 
何にも知らないわけじゃない、でもすべてを知ってるわけじゃない。
どうしようもないことへの焦りとか、未熟な自分への怒りとか。。。
 
妹・紗英への愛情や責任、両親への気遣い、
そして書道への、いや、書道教室への想いいれ。。。
 
書道教室の先生が抱える心の闇、先生夫婦への憧れ、先生への恋心、、、
全部、全部、愛おしい18歳の気持ちキラキラ
 
日常の中にある大切なこと、守りたいもの、そして壊したいこと。。。
いろんな想いを抱えて、それを乗り越えて、少女はオトナになるのだよ
 
爽やかな季節にピッタリの青春小説
頑張れジョシたち!と応援したくなる1冊。