図書館で、タイトルに惹かれて手に取った本。
うん、うん、夕焼けはちゃんと見なくちゃね!子ども達!
 
 
             子どものセンスは夕焼けが作る       山本 美芽
 
          教師出身で、音楽ライター&ノンフィクションライターである著者が、
          一流の芸術家達から学んだこと。また、自身の子育てを通して感じ
          たことをヒントに、子ども達の心を育てる時に大切なことを教えてくれ
          る一冊。難しいことは何一つない、夕焼けがそこにあれば・・・!
 
 
忙しい現代人。
子どもと一緒に、何かに感動することがありますか?
それを口に出して、話すことがありますか?
 
知識を詰め込む勉強だけでは、子どもの心は育たない。
親子一緒に、感動を共有し、声に出し、分かち合う。。。
 
青い空を見上げたら、気持ちいいこと。
道端の花が、可愛らしいこと。
歌を歌ったら、楽しい事。
靴をそろえたら、凛とすること。
遊びの中にこそ、芸術が隠れていること。
笑うと、心がほぐれること。
褒められたら、嬉しいこと。
 
『子ども達は、「夕焼けを見たことがない」のではなく、
 「きれいだね!」と一緒に夕焼けを見てくれる人がいないのではないか?』
と著者は言う。 その通りだと思う。
 
時間に追われて、子ども達にも余裕がない。
でも、ほんのちょっと、1分でもいい。
自然と向き合って、心に風を通すだけで、
子どもたちはきっと、豊かな気持ちになるんじゃないかな?
 
そしてそれは、大人にも言えること。
 
普段の何気ない生活の中で、
親子一緒に感じあえること、見つけてみませんか?
 
それがシアワセの種だと、そんな風に思える一冊。