今日は朗読のレッスンだった。
コーラス、読み聞かせと並んで、私が大切にしているもののひとつ。
 
現在、水上勉の『北野踊り』をレッスン中。
 
今日私が読んだ部分は、物語の中でもクライマックスの部分。
芸妓の勝千代が、息を引き取る場面。。。
 
尼僧に託した我が子に、自分が母だとは告げられないまま病に倒れ、、、
病院のベッドで息を引き取る勝千代。
 
勝千代の、息も絶え絶えな台詞。
最後まで母とは名乗れず、“親切な芸妓のお姉ちゃん”として接してきた娘に看取られ、
その過酷な人生に幕を下ろす勝千代。
一部始終を見守る尼僧。
 
。。。家で練習してる時も、ホントに辛い場面で、、、
 
人が亡くなる場面は、テレビのドラマでも、小説を読んでいる時でも、
ドキュメンタリーやニュースでも、、、苦手です。。。
どうしても泣いちゃうから。
 
大切な人を亡くした経験のある人は、みんなそうじゃないかな?
 
私は、大好きな父を亡くしたときは死に目に間に合わず。。。
姪っ子から様子を聞いて、その光景が浮かんで、身を切る思いだった。
 
20年前、大好きな祖母を亡くしたときは、病院に駆けつけた時にまだ心臓は動いていて、
何度も何度も呼びかけたけど、やがて心電図がピーっとなり、、、息を引き取った。
 
今日のレッスンで、勝千代がなくなるシーンを読んだとき、
はじめは堪えていたけれど、だんだん感情が高ぶって泣いてしまった。。。
 
朗読する者は、聞き手を泣かせても自分は泣いちゃいけないんだよね(><)
でも、まだ私は、
大切な人を亡くす、ということを受け止められていないんだな、、、と思った。
 
東日本大震災から間もなく1年。
ニュースでは、あの時の映像とともに、現在の被災者の方達の様子が映し出され、、、
涙の毎日です。
泣いてばっかりじゃ、前に進めないけど、、、
 
今を懸命に生きることが、私の使命なのかな、、、と思います。
それは私のためだけじゃなく、私に繋がるすべての人のために。
 
だから、私を大切に。
私の大好きな人たちを大切に。
毎日を大切にしたい、と思います。
 
明日も頑張ろうキラキラ