3冊同時に届いた中の1冊。
美容院に持ち込んで、半分ほど読み、
残りは家に帰ってから、一気に読んだ。
阪急電車 有川 浩
片道15分の電車の中、まるで他人のはずなのに、
不思議な縁で繋がっていく人たち。
一瞬の出会いにも、自分の人生を変える力がある。
映画化され、人気のある作品なので、
まだまだ私の手元にやってくるのは先かな~、、、と思っていたんだけど、
意外にも早く届いた

「塩の街」の印象がまだ残っていて、期待しながら読み始める。
電車という空間の中で、それぞれの人生を歩いてきた人たちが、すれ違う。
まるっきり他人なのに、その一瞬の出会いが、
自分の考え方や生き方までも変えてしまうことがある。
人は、人の中で生きているんだな。
“袖すりあうも他生の縁”とは、よく言ったものだ。
迷っている時や悩んでいる時、誰かがそっと言ったひとことで救われる。
嬉しい時や楽しい時、一緒に笑うと幸せだと感じる。
それが、みず知らずの人でも。同じ時間を過ごしている同志として。
ただ偶然に、同じ電車に乗り合わせただけ。
でも、その出会いは必然だったと言えるんじゃないかな。
「塩の街」の世界とは全く違う、日常感あふれるお話。
面白くって、どんどん読み進んでいけた。
これ、映画ではどう表現してるんだろう。
観てみたい!
読み終わったら、絶対電車に乗りたくなっちゃうよん!

有川作品、制覇しようかなぁ~!
