読みたい本はたくさんあるけれど、予約待ちだったり、
図書館にはまだ置いてなかったり。。。
そんなときは、図書館で目が合った本を借りてくる。
今回出会った本は。。。
引き出しの中のラブレター 新堂 冬樹
「思いを伝えることの大切さ」をテーマとして、
ラジオパーソナリティーの主人公・真生の悩みを軸に、
出会った人たちと繰り広げられるエピソードを綴った物語。
主人公の真生は、ラジオパーソナリティーの仕事をしている。
父との確執、恋人との距離に悩んでいたとき、ある男子高校生から番組に届いた手紙。
『「おじいちゃんを笑わせる方法」はないか?』
この手紙をきっかけに、真生自身も父親との関係を見直すことになる。
そして、友人や恋人との関係についても。
進路に悩む高校生・直樹。
自分に自信がなく、納得できないまま仕事をしている友人・可奈子。
シングルマザーの道を選ぼうとする由梨。
親友に裏切られた過去を引きずる水穂。
それぞれの悩みを抱えながら、もがく毎日の中で、
「ラジオ」と「手紙」が結びつける『縁』。
言葉の大切さを思う一冊。
以前読んだ、新堂さんの「僕の行く道」。
意外な結末に、涙した覚えが。。。
今回もどんな結末になるか期待してたんだけれど・・・

どうやら、映像化をすることを前提に、テーマに沿って書かれたお話のようで、、、
最後のみんなの繋がり方は、こじつけた感が否めない。
そこまで偶然な繋がりは、ありえないな~、、、と突っ込みたくなってしまう。
ちょっと残念。

文章は読みやすく、スラスラと読み進むことができた。
言葉って、大切だな。。。
口からでも、文章としてでも、自分から発した「言葉」に責任を持ちたい。
そして、大切なのは、
やっぱり想いを伝えること、かな。言葉を通して。
ひとつひとつの「言葉」を、大事にしよう。
気持ちを込めて、「言葉」を話そう。
「言葉」は、人に与えられた“宝物”だと思うから。
