先日の日本経済新聞に、「労働分配率 43.5%に低下」との記事がありました。

これは、今年の4月~6月の法人企業統計調査によると資本金10億円以上の分配率は43.5%であり、約46年ぶりの低水準だそうです。また、資本金10億円以未満の中堅・中小企業は69.8%とのことです。

 

労働分配率は、人件費÷付加価値で計算します。

 

賞与の総額をどうしようかと聞かれた時には、よく利用する便利な指標でもありますが、付加価値をどう算出するかは、少し迷います。

今回の記事では、経常利益+人件費+減価償却費+支払利息等となっています。

しかし、中小企業では、他社比較をしようと思うと他社の勘定科目レベルまで分からないので、売上総利益で比較することもあります。

時系列で比較するときには、毎期同じ要素と比較すれば良いと思います。