毎週金曜の午後に聴いているラジオ番組「えんがわ」。
この番組の名物コーナーに、TBSラジオで過去に放送していた番組の企画を、今の感覚でリメイクするというものがあって、先週と今週の2週連続で取り上げたのが…
「全国こども電話相談室」だった!
こども電話相談室!懐かしいな~!
僕も幼稚園~小学生の頃、よく電話をかけては質問しようとしていたけれど、何度かけてもかけてもいつも必ず話し中で、一回も繋がらなかったっけ。
先週の「えんがわ」の放送内で、「でんわ相談室で最後の電話のお姉さん」を務めた方が、「こども電話相談室では、子供の質問に対して”答える”のではなく、考える余地を与えるように”応える”のが基本コンセプトだった」というお話をされていたのを拝聴して、「なるほど!」と僕は強く頷いたけれど…
その直後にメインMCのTBSアナウンサー・外山恵理さんが…
「そう!今の子たちってすぐに”答え”を聞こうとするの!」
と仰ったのを受けて…!
「解るわ~!」
と、美杉台の山道を登りながら唸ってしまった!
…というのも、養成所で講師をしていて思う事があって…
僕はナレーション用の原稿を稽古の前日に、事務所からメールで送信して貰っているんですが…
翌日の稽古当日に、こちらが「作って来て欲しいニュアンス」を原稿の内容や文章の流れから汲み取れずに、こちらの狙いを「1~10まで全部説明してもらわないと分からない」と、苦情を言われてしまう事が時々あって…
その度に「僕らの仕事ほど”考えて想像する”事が重要な職種はないんじゃないか?」と思ってしまう(ちなみに先日、養成所の仕事で凹んだ理由が正にこれだった)…
…「今の若い子」って言葉は使いたくないし、自分が年を取ったと感じてしまうけれど、「考える」事を忘れないで欲しいな~…
昨日の「えんがわ」では、電話相談室の昔の音声も放送していて、それを聴いた僕は「あ~!そうそう!この番組ってこういう感じだった!」と思った。
小学生の質問に対して、番組にまだ慣れていない専門家の先生が、難しい言葉を使ったり理論を展開てしまって…質問者の子供が「はぁ…」と、明らかに理解していない感じの声で返事をするのが、この番組の面白さの1つでもあったんだよな~!
radikoのタイムフリーで一週間聴けるので、オススメです!