「ジュラシックワールド ~炎の王国」を観て来た。

 

夏休みに入った事もあって、小学生の姿もちらほら見えた。

内容は、前作のような「恐竜島大冒険!」を想像して行くと、「おや?」って思うかも。

恐竜好きな僕は、「僕の好きなあの恐竜が凄く大活躍」って、ニヤっとしたけど。

 

ちょっと調べてみたら、「ジュラシック~」シリーズの一作目「ジュラシックパーク」が公開されたのが…

 

25年前のちょうど今頃!

 

当時18歳だった僕は、一応「受験生」という事もあり、苦手な英語を勉強するため新所沢駅前にあった予備校へ週に数日通っていた。

そこは小人数制をとっていたんだけど、僕のクラスは、僕ともう1人の女子の2人だけで、担当していた先生はショートカットの千堂あきほさんに似ていた現役女子大生だった。

ただでさえ女子慣れしていない僕は、そんな状況にドキドキして勉強に身が入らなかったんだけど…

 

夏休みに入って夏期講習が始まったものの…当時、僕はマンガを描く部活に入っていて、毎年9月に開かれる文化祭で発売するオリジナルマンガ本に載せるマンガを描いていたので、食事と風呂の時以外は原稿を描き、夕方に新所沢まで出かけて予備校で勉強。帰って来たらまた夜中まで原稿を描いて2~3時間睡眠…という生活をしていたもんだから…

 

正直、一杯一杯になっていて…

 

勉強なんかちっとも頭に入らなかったんだけど…

 

ある日。

「ちょっと息抜きしなきゃダメになるな」と思った僕は、所沢西武デパートの映画館で掛かっていた、当時最新の「ジュラシックッパーク」を観てから予備校へ行く事にした。

 

いつもより早めに家を出て映画を観たんだけど…

 

面白ぇぇぇぇ!

 

当時最先端のCGで作られた恐竜のリアルさに度肝を抜かれた僕は、上映中ずーっと口をあんぐり開けたままになっちゃった!

 

「スゲー!面白い映画だったな~!」と、興奮して予備校へ行ったら…どうした事か、もう1人の女子が時間になっても来なくて…

チャイムと同時に入って来た先生が、「今日は〇〇さんは体調を崩したのでお休みです。受験生だからといってあまり無理しないで、たまには息抜きもして下さい」と言ったので、「さっきジュラシックパーク観て来ました」と僕が返したら…

 

「私もこの前観た~~~!ティラノサウルスが怖いよね~!」

 

と、先生がこれまで見た事なかったような表情ではしゃいで!

 

「え!!? 先生、こんな表情にもなるんだ!!!?」と、驚いたんだけど…またこの日の先生の服装が…

 

ちょっとピッチリ目のシャツのボタンを、上から2つ目まで開けていてッッッ!

 

…こちとら女子慣れしていない18歳ですよ…も~~う!そんなの!

 

勉強に集中なんて出来ないわッ!

 

「綺麗なお姉さんに話しかけられた!」そして「シャツのボタンッッッ!」の2コンボで、僕のボルテージは最高潮でしたよ!

…そして受験には失敗したんだけれど…

 

まあ、仕方が無い!

 

元々、僕のオツムの出来が悪かったせいもあるけど…せめて「クラスの女子と普通に会話する」くらいに、もう少し女性慣れしていたらなぁ!

 

…と、ジュラシックシリーズを観る度に、あの夏の事を思い出す。