それからの、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日(今日)、私の目の前に現れることはなかった。



でも、実を言うと、キスをしたあの日。メアド交換してたんです(´0ノ`*)



ちょっとばかしご紹介。






4/26  21:03  from  龍之介   

    


     タイトル 無題                  ← 初メール

  


間崎龍之介です。登録宜しくな手             交換したその日に来た。



       ーENDー




4/28 21:18   from 龍之介



        タイトル 無題



   明日は昭和の日で学校休みだよな               ← セカンドメール



光に会いたいところだけど、俺の学校はあるんだ(x_x;)         ちょっとガッカリしたメール。

  


          ーENDー  




4/30 20:57  from  龍之介 

 

      

         タイトル 無題



       明日から五月入るな♪                  ← さっき来たメール



     土曜日だし、デートしますか♪               



          -END-




江夏 光 「!?」



デートって、デートって!



もちろん返信はOKで返したけど・・・。



服が決まらないよ!










(きちゃいました) 次の日!



悩みに悩んでた服は、シフォン素材のリボン付きチュニック(グレー)と、七部のパンツ(ネイビージーパン)。



メール内容から言うと、10:00に私の家の前に来るらしいんですが。



・・・緊張してます。



緊張しすぎてお腹痛くなってきながらも、外に出てみる。



そこにはもう龍之介の姿が。



間崎 龍之介 「よっ」



龍之介は黒の七部袖Tシャツに、ネイビーのジーパン。



笑顔で右手をあげるその姿は、とてつもなく格好良かった。



間崎 龍之介 「ぁー、やっと会えたなぁ 久しぶり♪」



なんて言いながら私の右手首をつかみ、抱き寄せる。



江夏 光 「ぅわっ ちょっ、家の前!」



ワリワリ♪ と笑いながら離し、彼は歩き出した。



江夏 光 「ど、どこ行くの?」



彼を追っかけながら私が聞くと、



間崎 龍之介 「とりあえずコンビ二でも行きますか♪」



と言った。



どうやらお散歩デートのようだ。



コンビニに行き、飲み物とお菓子を買って。



棒つきキャンディを舐めながら、近くの公園?広場?に行くこととなった。



間崎 龍之介 「光~、俺の名前呼んでみー?」



江夏 光 「なんでー?」



間崎 龍之介 「呼んでもらったことないもん」



江夏 光 「あれ、そうだっけ?(笑)」



間崎 龍之介 「メールの時だって、そっち、って呼ぶしさぁ~」



江夏 光 「(笑) ごめんごめん」



本当は私だって気にしてた(笑)。



呼びたいけど、恥かしくて。

自分の中で呼べるタイミングを図ってた。



間崎 龍之介 「はい! 呼んでみ?」



いきなり正面に立つ龍之介。



どんだけよばれたいんだっつの。



でもでも、やっぱ恥かしいって!



江夏 光 「ぃっいいじゃん」



私は顔を真っ赤にしながら正面に立っている龍之介を追い越す。



間崎 龍之介 「ぶーぶー!」



後ろではほっぺをふくらました龍之介。



なんだか、幸せすぎて、龍之介って呼びたくて。



色々考えた結果。



江夏 光 「スゴい顔になってるよっ、龍之介!(笑)」



龍之介の膨れた顔に大笑いしながら言った。



間崎 龍之介 「光、今、名前!」



膨れた顔から笑顔にかわる。



私は顔が赤くなる前にくるり、と向きを直し、また歩き出した。



間崎 龍之介 「ねぇ! 光! もう一回!」



追いかけてくる龍之介。



逃げるように歩く私。



二人して大笑い。 ・・・呼んでよかったなぁ(笑)



笑いながら目的地、公園?広場?に到着。



なのに、ガキん子らでいっぱいだ。



間崎 龍之介 「どうする?」



江夏 光 「どうしよっか」



ガキん子らを見つめながら、ため息まじり考えてたとき、衝撃的な龍之介の一言。












間崎 龍之介 「俺んち、来る?」




 







つづく