子どもたちの言葉にならない気持ちに気づいてあげたい | ベルクルールのカラーセラピスト便り

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ポコアポコカード (親子のためのセラピー) 開発者 石合鶴英のブログです

「子どもたちが何を考えているかわからない」
というママさんの声から、
子どもたちの言葉にならない気持ちに気づいてあげられるツールになれば、と開発したポコアポコカード。

実は、私こそ、
自分の気持ちを上手く言葉に出来ない張本人です。
落ち着いて考えたら、ちゃんと言葉になる。
文章に書いたら、結構ちゃんと深く考えている。
だけど、とっさに意見を求められると、
なーーんにも出てこない。
でも、内側には熱い想いがいっぱい詰まってる。

先日、2.3歳児親子さんのワークで、沢山の子どもたちが選んでくれた、
お月さま「空に向かって」、
本「おやくそく」、
赤いハート「勇気を出して」
のカードは、
今の私の気持ちと同じだなあ〜〜と、つくづく思ったのでした。
内側には、いっぱい言葉が溢れていて、
もう、口のそこまで来ているのに、
なんだか自分の気持ちにピッタリの言葉が見つからない、この場にピッタリな言葉が見つからない。
だから、言えないで黙っちゃう、、、。
もう、小さい頃から、この繰り返し。
少しずつ、そんな自分に許可を出して、
少しずつ、失敗してもいいから発言してみる、をチャレンジして、随分出来るようになって来たけど。
慣れない環境に行くと、また引っ込んじゃう。
とほほ、、、。

先日、大好きな絵本作家さんで、添削指導をして下さっている、くさかみなこ先生が倉敷に来て下さいました。
心の中は、ワクワクでいっぱい!
いっぱいお話ししたいことはある。
それなのに、周りの状況の中で、どんな質問が一番いいんだろう、なんて考えていたら、結局なーーんにも質問出来ないで終了。
なんて残念な性分なんだ!

このカードを選んでくれた子どもたちも、
きっと同じような気持ちなんじゃないかなあと思う。
自分の中には、やりたいこと、話したいこと、
いっぱいあるけど、
上手く言葉にならない、
なんて言うんだったっけ、、、。
なんか聞かれるけど、どう答えたらいいかなあ、
なんて考えているうちに、質問は変わってた、、、。
あれ?あれ?あれ?
こんな感じのことが脳内で、繰り広げられているんじゃないだろうか。

おとなしくて、しゃべらないお子さんが、赤を一生懸命塗っていたよね。
そう!いまにも溢れ出しそうな想いが、心の中にあるよね。

そんな気持ちを大切に受け止めて、
ゆっくり待ってあげたいなあ、と思います。
色彩心理をベースにして制作したポコアポコカードが、そのサポートにお役に立てれば幸いです。

私の、今の小さな気持ちの動きも、大切にしてあげたいなあと思います。
小心者の私!可愛いじゃんって。笑。