母と一瞬にポコアポコカード | ベルクルールのカラーセラピスト便り

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ポコアポコカード (親子のためのセラピー) 開発者 石合鶴英のブログです

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今年もあと少しになりましたね。
いただいた蓮根のおすそ分けを持って、
私の母を訪ねてグループホームに行ってきました。

いつもエンドレスの話しをひたすらに聴いて帰るのですが、私一人で行っていたので、
久しぶりにポコアポコカードをしてみようかなと思いました。

ホームに置いてあるポコアポコカードをベッドに広げて、
「気になるカードがある?」と聞いてみました。
「うーん、どれも可愛いなあ。あんたが選びなよ。」と。
もう95歳になり、認知症もある母。
服を選ぶ、食べたいものを選ぶ、ということが日常的に無くなってきていて、ホームの方にお任せしているから、自分から進んで何かを選ぶことが難しくなったのかもしれないなあ。
「じゃあ、好きな絵はある?」と聞くと。
[つながっているよ]  [すまいる]を選んでくれました。
つながっているよの、お団子のようなものは、
心臓なんだって。
最初は、「近くにあるから」という理由で選んでいたけど、何回かやって、「他にある?」と聞いても、全体を見渡して、
やっぱり、同じカードをえらびました。
[すまいる]のカードは、私の顔だと言ってくれましたよ。

[マイペース]  [次、いってみよう]のカード。
「人生でやり残したことは無い?」
と聞いてみました。
「無いなあ。100まで生きる人はあんまりいないし。あんまり長く生きても迷惑だからね。あとは神様にお任せ!そしたら、お迎えが来て天国に行くんよ。」
「そうなん。このイバラの道のカードのどの辺にいる?」と聞くと
「お花の木の下だよ」と指差していいました。

いろんなことがあった人生だけど、
悔いなく、今すでに穏やかなお花の木の下にいるんだと思えているのなら、幸せだよね。
よかった、よかった。

あと何年生きてくれるかは、天のみぞ知る、ですが。
今がとても穏やかな気持ちで過ごしていることがわかって、とても嬉しかったです。
自宅では、とてもじゃないけど、付きっ切りでお世話をしたり、声をかけたり出来ない。
ホームの職員さんのお世話になって、楽しく過ごさせていただけていることに、心から感謝します。

私から、[ありがとう]  [愛しているよ]のカードを
メッセージを読んで渡しました。
嬉しそうに「ありがとう」って、言っていました。
「またお正月に、親戚との食事会の時に、お迎えにきますね」と言って帰りました。

元気で年を越せることに、感謝です。

**鶴**