やる気なしで、おさぼりを続けていた三女
なんか、やる気でないわ~
なんとかして~
と、今日もだらだらしておりました
高校の時のように、デザイナーになってパリコレに出る、とか
世界をまたにかける大物になる
というような、妄想に近い夢は描けなくなった
かといって、一般企業に就職するためのビジネスの資格をとるために
勉強するのは、やる気にならない、と
中ぐらいの夢はないのかい?
中ぐらいの夢って、なんなのさ・・・という返事
先日読んだ本の話をしてみた
『自分のぶれない軸を確立するための万能薬は
自分に対して責任を全て持てるのは自分だけ
という自己責任の概念を徹底して育み、追求すること
自分の得意分野、不得意分野を知り、適切な自己評価をすること』
得意分野にかけた時間の分だけ自分の自信になる
つべこべ言わずに、行動しろ~!
こんな話をしてみたが反応はいまいち
う~ん、と考え込んでいたが
なんだか、刺激がほしい
なんか楽しくない・・・
つまんない・・・
という
ふと、昔読んだ本のお話を思い出した
ある国の王子様が、ぜんぜん笑わない
楽しくない・・・・・
王様は心配して、国中に王子を楽しませてくれた者に
褒美を与えるとおふれを出す
医者から学者から大道芸人、いろんな者がやってきて
王子を楽しませようとするが一向に王子は喜ばない
ある日やってきた者が、王子をお城の外に連れ出し
困っている人のために、何かをすることを勧める
王様は反対したが、王子は出かけていった
困っている人のために自分が働くことで
王子は、生まれて初めて
本当の喜びを知った
王子は何不自由無い暮らしをしていたが
人は物が豊かなだけでは幸せになれない
他者の為に何かをすることで、喜びを感じたのだ
あなたも、同じではないのかな?
何も不自由なく暮らしているけれど
誰かのことを思って、何かをすることはないのでは?
高校の時、家の近くの海辺の
ごみを拾っていたことがあったよね
あの時のあなたは、輝いていたと思うわ
そう、話した時
そうだった、それだ!
今、私は自分のことしか考えてなかったわ
今日、海に行ったときにゴミがたくさんあって
拾ったらいいな~と、思ったんだ
何かやってみる!
ここ、1か月ほど
どんよりしていた、彼女の顔が
ぱーっと輝いた
やっぱり、お母ちゃんに話したら解決するな~
そんな嬉しい言葉をいってもらった
あの手、この手
あの話、この話
一つだけではだめかもしれないけれど
少しずつ、彼女の中に入っていったのだろう
よかった