夏季休暇
イスラエルに行った。

渡航2日前の空爆や、最近のアメリカ大使館移転、イスラエル新法で、良い時期ではないが危険度3の地雷を踏まなければ比較的安全だと思い行くことにした。

行くに当たりイスラエルを調べると、
今まで4回アラブ諸国と戦争をしており、

1次 アラブ諸国がイスラエル建国に反対
◯イスラエル⬅︎⚫️パレスチナ、イラク、サウジ、エジプト、シリア、レバノン

2次 スエズ運河の利権争い
△イスラエル(+英、仏)➡︎△エジプト

3次 アラブ諸国が油断した隙に先制攻撃
◯イスラエル➡︎⚫️エジプト、イラク、シリア、ヨルダン

4次 アラブ諸国で包囲網を布いた後、攻撃
△イスラエル⬅︎▲エジプト、シリア

イスラエルの国土は四国ほどの広さにも関わらず、中東の国々が束になろうが負けていない。
それだけ精鋭だと言える(ユダヤ人は世界全人口の0.02%だが、ノーベル賞の40%を占める)



予定より2時間遅れで、
テルアビブ、ベン グリオン空港に着。
イスラエルは出入国審査が世界一厳しい(特に出国が最悪)と言われていて、
厳しいのは、出航寸前で荷物内の爆弾を発見したり、空港乱射事件が原因と思われるが、
何より周囲の国との戦争をしまくり、内戦状態であるからだろう。
空港での乱射事件は日本人3人が実行犯(テルアビブ空港乱射事件 26人殺害 73人重軽傷) なので、日本人=善良な民族というのはない。

ここをくぐると入国審査

「あー、憂鬱…(-_-;)」


入国審査では、
何をしに来たか?
何日いるのか?
どこに行くのか?
どこに泊まるのか?
来るのは初めてか?
グループか?個人か?
どうやって手配したか?
イスラエルに知り合いはいるか?
+あと一問

ざっくりこんなのだったと思う。

最後の質問は分かりづらかったが、審査員が同僚と何やら話しをした結果、OKが出た。
これはすんなりな方で、イスラム圏の入国スタンプがあれば別室で尋問され、2〜3時間かかるらしい。
そしてなぜか出国審査の方が地獄らしい。


入国できたのが24時。
今晩は予定通り空港で夜を明かす。審査にどれくらいかかるか分からなかったし、夜移動は危険なので元々空港泊の予定だった。

椅子で夜を明かす人も多い。建物に入るには兵隊のチェックがあり、館内は職員が歩いているので強盗や窃盗には安全。(テロには最悪な場所だが)


翌朝、
シェルート(10人の乗合ワゴン)でエルサレムに。
運ちゃんにオールドシティのダマスカスゲートまでと告げる。
120キロくらいで飛ばし抜きまくる。

テルアビブとエルサレムは、高速道路のような舗装された道が通っており1時間で着。64シェケル=約2000円。

エルサレム市に入り、途中で乗客を下ろしながら進む。
ダマスカスゲート。兵隊が目を光らせている。
旧市街地は城壁で囲まれ、8つの門からでしか出入りできない。

まずは宿に荷物を置きたい。

宿は旧市街地のユダヤ、キリスト、イスラムの3教徒の地域が重なるちょっと怖いがいい所が取れた。
旧市街地の地図
各宗教の地区ははっきりとは分かれていない。


AM9時なのでまだ人もまばら


兵隊が巡回


キリスト教徒達が、
キリストが十字架を背負って歩いたとされるヴィア ドロローサを歩く。

宿に着

屋上、増改築しまくり。どの家にも空爆に備え地下シェルターがある。


荷物を預け、まず嘆きの壁に向かう。