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4時半起床。
周りはまだ真っ暗でかなり寒い。
爺さんと山荘を出た。

爺さんとは歩くスピードが違うので途中から自分が先を歩くことに。
爺さんいわく
「先に歩いてもこんな道で間違うことはない」



が、
「…道どこ??」ライトで道を照らしているが、道がわからなくなる。

遭難防止のため蛍光テープが木に巻き付けているのだが、
それを見つけることすらできない。
道のない真っ暗な洞窟を歩いている感覚だ。森が深いので月も見えない。

爺さんはずいぶん後方に。



しばらく歩くと先に光が見える。向こうから来る人が!


「…え?!!!」

爺さんだった。
自分はこの辺りをぐるっと一周してしまったらしい。

再び一緒に歩くが、何度か道を間違い注意される。

「これ一人なら絶対遭難やんけ…」
冷や汗だ。
性格上、一人でも夜登頂はしてただろう。昨日爺さんに会わなければ遭難してたかも知れない。
「迷った時は立ち止まり、周りや遠くを見るように」とアドバイスを受け、
再び先を歩く。
それからは迷うことなく歩けた。

以降爺さんと会うことはなかった。まさに一期一会。


しばらくするとトロッコ道に。
屋久島には6キロのトロッコ道がある。

この道は映画「スタンドバイミー」のようで屋久島の中でもお気に入りの場所だ。