地下鉄を乗りさらに北上する。
目的はヤンキースタジアム。
今日はレッドソックス戦がある。安い席があれば観戦したい。
このカードは「阪神巨人戦」みたいなもの。伝統の一戦だ。
地下鉄がハーレム街を通る。ハーレムは最も注意が必要な地区。この旅で最も気を引き締めた。
駅に着くたび、客層がマンハッタンとは明らかに変わる。
数駅過ぎ、ヤンキースタジアム駅に着。
ガイドブックに駅からヤンキースタジアムの行き方は載ってなく、
適当に歩くが、
駅から100mほど歩いただけで、「これはマズいな…」と感じた。
周囲の視線が凄い。
(この表現をよく使うが)ライオンの群れの中に放たれた子馬のような感覚だ。
駅に引き返す。
スタジアムは逆方向の目の前で、
すでにヤンキースファンでいっぱいだ。
チケット売り場に行くがソールドアウト。
行った記念にスタジアムを一周しグッズ売り場に寄る。
警官隊も待機していてシーズンの一試合とは思えぬほどの緊迫感。
