朝7時ころ起きた。森下君の姿はなく。置き手紙がベッドの上にある。




「一日だけでしたがお会いできて楽しかったです。よい旅を!アドレスは・・・・」




そういえば今日発つと言っていたがこんなに早朝とは・・・・




「よい旅を!」はツーリスト共通の別れの挨拶である。




こちらこそ。大感謝。




あの偶然の出会いがなければ、今頃どうなっているやら。(何とかなっていたとは思うがにひひ








宿を出た。朝のカオサンは静寂である。




本日はまず「ワット・ポー」へ行く。




ワットとは寺院という意味で、アンコールワット=アンコール寺院。ワット・ポー=ポー寺院。




ワット・ポーには横になるお釈迦様がいる。




知っているだろうか。10年以上前に流行ったストリートファイターⅡ(通称ストⅡ)というゲームでタイ国の対戦の舞台がこの大寝釈迦仏の前なのだ。




お釈迦様の前で波動拳昇竜拳を繰り出していたわけである。なんと罰当たりな。




途中「トゥクトゥク」の運ちゃんが勧誘してくる。トゥクトゥクとはインドでいう「オートリキシャー」、日本で言うなら人力車のオート版である。ボラれたり、悪徳ショップに連れていかれたりと良い噂を聞かないので無視。




バスも多く走っており、ドアを全開放したまま走る。落ちても自己責任なのだろう。




朝飯はコンビニでサンドイッチと白い液体を買う。タイ語なので洗剤なのか飲み物なのかわからない。




冷やしていたのでドリンクで間違いなかろう。




ヨーグルト風味の飲み物だった。




チャオプラヤー川沿いの道を南下するが、途中で国歌が流れ、皆その場で立ち止る。




港のほうへ行くと、小学生くらいの年齢のお坊さんが歩いている。




タイでは「男子たるもの一生に一度は坊さんになれ」という格言があるそうだガーン




1.5キロほど歩き「ワット・ポー」に着いた。まだ観光客は少ない。




門前の両脇に守神らしき像がある。あの青龍円月刀といい風貌といい関羽だ。奥には諸葛亮孔明らしき像が並んでいる。タイにも影響が及んでいたのか・・・




確かに守護神として最強の2人であるが、この像は関羽・孔明なのかどうか調べたくなった。




建物内に入ると横になるお釈迦像がいた。でかい!!全身ゴールドである。豹柄の大阪のおばちゃんも、小林幸子もこの派手さには勝てない。全長50Mほどある。足裏には指紋と神々が彫られている。みんな足裏をバックに記念撮影をする。しかし日本人がいない。




このワット・ポーはタイ最初の大学でありタイマッサージの総本山なのだそうだ。せっかくなので総本山のマッサージを受けることにした。