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皆様には 大変ご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。

その上、心温まるメッセージまで頂き、ありがとうございました。

 

今日から元気に営業再開しております。

また皆様にお越しいただけるのをお待ちしております。

 

 

事後報告にはなりますが

残念ながら、父は他界しました。

 

急変してから2日という短い時間でしたが

治療を進めるために何度も苦しい決断をし、

その度に自分の倫理観や、本人の気持ち、死生観など、様々な観点から自問自答するばかりでした。

急激に悪くなる病状のスピードは、私の心から冷静さを奪っていきました。

 

人工呼吸器をつける前、何年かぶりの会話をしました。

父は見えない目、ほとんど聞こえていない耳で、とても大きな声でたくさんの話をしました。

私の英語学習を喜び、何度も夫へ私のこれからを託しました。

 

亡くなる前の日、薬で眠ったままの父と二人で過ごした僅かな時間は、

会話は出来なくても心を通わせた最後だったと感じています。

 

息を引き取った父は、苦痛も無く、安堵の顔をしておりました。

全ての処置が終わった後、病室で私はシャンプーして、身体を拭いて、丁寧に髭を剃り、化粧をしてあげました。

私の肌は父親譲りで、父もとっても白くてきれいな肌をしていました。

あんなに父に触れたのは、何十年ぶりだったでしょうか。

傷だらけのゴツゴツした手、寝ながら補聴器をつけていて紫色になった耳、低い鼻、眼鏡の跡がついた耳の上。

 

ここまで私が気丈に居れたのは、

他ならぬ夫と、病院の先生、看護師の方々が私の心に常に寄り添って下さったおかげです。

感謝の念が堪えません。

 

そして天候にも恵まれ、いろんな方々に支えられ葬儀一切が無事に終了しました。

 

まだまだ事務作業には追われていますが、そちらはボチボチ進めるとして。

 

今日から、営業を再開しております。

 

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確かに たいそう心は乱れましたが、

カタチあるものには、必ず終わりが来るもの。

誰しもがいつかは経験することですしね。

 

目の前にある壁や降りかかる出来事は、

良くも悪くも自分の人生に彩りを与えてくれる。

 

好きな色も嫌いな色も、明るい色も暗い色も

全て描かれるからこそ 他の色を引き立たせ、色とりどりの絵画になっていくと信じています。

 

父が最期に教えてくれた命を大切に

日常に感謝して、美味しいもの食べて、いろんな人に会って、素敵な景色をたくさん観たいです。

そうして生きていく事が何よりも大切であると深く刻みました。

 

  TiCA