消えたパク・ソンウン、本当にケタルなのか疑わしい理由(国民死刑投票)
Newsen(9/13)
「国民死刑投票」パク·ソンウンは本当にケタルなのだろうか。
9月7日に放送されたSBS木曜ドラマ「国民死刑投票」(脚本チョ·ユンヨン/演出パク·シヌ)5話がお茶の間劇場を騒がせた。ケタル追跡のためにチョンナン刑務所から出てきたクォン·ソクジュ(朴ソパク・ンウン)が3回目の国民死刑投票事件が発生した瞬間、阿鼻叫喚の人々の中に悠々と消えてしまった。誰を信じて誰を疑わなければならないのか、視聴者を大混乱のメンタル崩壊に陥れた衝撃エンディングだった。
一つ一つ振り返ってみると、クォン·ソクジュがケタルと疑われる情況は多かった。まずケタルが国民死刑投票事件を起こし言及した「無罪の悪魔」という単語を一番先に話した人がクォン·ソクジュだ。また、ケタルが初めて試験放送をしたところがクォン·ソクジュが住んでいた家だ。
「1号ファン」という名前でクォン·ソクジュに到着した手紙の中には国民死刑投票対象者および死刑執行方法が描写されていた。クォン·ソクジュはその内容を口実に警察に取引を提案し、このようにチョンナン刑務所の外に出ることができた。
何よりもクォン·ソクジュこそ「無罪の悪魔」に最も大切な人を失った被害者であり、その真犯人を自ら殺した加害者という点でケタルが主張する正義とかなり隣接している人物だ。ただ、クォン·ソクジュは8年前の事件以後、ずっとチョンナン刑務所に収監されていただけにクォン·ソクジュの行動には制約が伴った。クォン·ソクジュがケタルなら、外で自分の意思に代わる誰かが必要だったはずだ。このような側面まで考えれば、クォン·ソクジュがケタルなのか、さらに確信できなくなる。
このような中、クォン·ソクジュが絶妙にチョンナン刑務所を出て、3回目の国民死刑投票事件が発生した瞬間、自ら位置追跡機を切って悠々と消えてしまったのだ。また、様々な対話の技術を通じて、警察官のキム・ムチャン(パク・ヘジン)とチュ・ヒョン(イム·ジヨン)の信頼を少しずつ崩そうともした。クォン·ソクジュに向けた視聴者の疑いが高まるしかない状況だ。
これと関連して「国民死刑投票」の製作陣は「韓国ドラマは国民死刑投票を進め死刑を執行する『ケタル』を追跡する話だ。これに対し劇展開によって多様な人物がケタル容疑者として浮上する。クォン·ソクジュ氏も強力なケタル容疑者の一人だ。俳優パク·ソンウンはディテールで鳥肌が立つ演技力で善と悪の境界に立ったクォン·ソクジュキャラクターを完璧に表現した。おかげで視聴者が劇に没頭し、クォン·ソクジュを疑うことになる」と伝えた。続けて「今後も疑わしい面貌を引き続き見せてくれるクォン·ソクジュの心理に集中してついてくれば、より一層弾力的に『国民死刑投票』を楽しむことができるだろう」と付け加えた。
クォン·ソクジュはなぜ自ら位置追跡機を切って消えたのだろうか。消えたクォン·ソクジュが向かったところはどこだろうか。彼が3回目の国民死刑投票事件、ケタルと関連があるのだろうか。本当にクォン·ソクジュはケタルなのだろうか。回を重ねるごとに緊張感と迫力を増していく「国民死刑投票」6回は14日午後9時に放送される。