「国民死刑投票」自体最低視聴率屈辱、週1回編成握手だったのか [TV報告書]
Newsen (9/8)
週1回編成を選んだ「国民死刑投票」が本来の力を発揮できずにいる。
視聴率調査会社ニールセンコリアによると、9月7日に放送されたSBS木曜ドラマ「国民死刑投票」(脚本チョ·ユンヨン、演出パク·シヌ)の5回の視聴率は全国世帯基準平均視聴率3.4%を記録した。これは4回の4.1%より0.7ポイント下がった数値であり、自体最低視聴率だ。
第5話の放送では、個人情報収集協力のために刑務所の外に出たクォン·ソクジュが位置追跡機を切ってどこかに向かう反転行動で衝撃を与えた。この日の放送でも迫力溢れる展開と俳優たちの圧倒的な演技が没入度を極大化したが、多少不振な視聴率が物足りなさを残す。
「国民死刑投票」は悪質な犯罪者を対象に国民死刑投票を行い死刑を執行する正体不詳の改奪を追跡する物語を描いた国民参加審判劇。同名の人気ウェブトゥーンを原作とする。
「国民死刑投票」は「悪質犯の生死与奪権が私の手にあるとしたら?「という興味深い素材と『ザグローリー』、『庭のある家』で大勢に浮上したイム·ジヨン(ジュヒョン役)、信じて見るパク·ヘジン(キム·ムチャン役)、パク·ソンウン(クォン·ソクジュ役)出演で放送前から大きな話題を集めた。
8月10日ベールを脱いだ「国民死刑投票」1回では、犬の脱衣を追跡する過程でコシのある頭脳戦と、手に汗握る緊張感が強力なカタルシスをプレゼントした。1回の視聴率は全国および首都圏基準で4.1%を記録し、快調のスタートを切った。
当初8月10日に2回連続放送予定だったが、台風カヌン関連ニュース特報で初放送が午後10時10分に延期され1回だけ放送された。編成が流動的だった状況でも4.1%視聴率を記録したという点と、放送後の作品に降り注ぐ好評に「国民死刑投票」に向けた関心がより一層熱くなると予想された。
しかし8月17日に放送された「国民死刑投票」2回の視聴率は0.3ポイント小幅下落した3.8%を記録した。当時、放映2回だけ視聴率下落で週1回編成決定に対する疑問の視線があふれた。3、4回で再び4.1%の視聴率を回復したが、結局5回で3.4%という自体最低視聴率を記録することになった。
視聴者たちはドラマリアルタイムトークルームを通じて「週2回のドラマも一回当たりランニングタイムを長く解いてくれるが、どうやってこの面白いスリラー追跡劇を週1回60分余り放映するのか」、「週1回するならもっと長く放送してほしい」、「面白いのに1回だけやるから視聴率があまり出ないようだ」、「一週間1回は視聴の流れを壊す」と口をそろえている。
週1回編成による空白で直前の回次内容が揮発し、没入力が落ちるという指摘だ。
週1回の編成にも大きな愛を受けたtvN「賢い医師生活2」と比較する意見もあった。「膝の生2」は日常的で平凡なストーリーも約100分ほど長い呼吸で見せたが、「国民死刑投票」は没入度が重要な追跡劇であるにもかかわらず60分余りのランニングタイムを守っているということ。
先立ってSBSは「ペントハウス3」で週1回編成に対する苦味を味わったことがある。金土劇として放映された「ペントハウス」シーズン1は最高視聴率28.8%で幕を下ろし、シーズン2は1話から19.1%を記録し上昇曲線を描き29.2%で自己記録を更新し有終の美をおさめた。
これに比べて「ペントハウス3」はずっと15~17%にとどまり半分になった水準で視聴率を回復できなかった。視聴率下落には蓋然性がなく反転に反転だけを繰り返すストーリーが疲労感を抱かせるという評価もあったが、速度感低下を起こす週1回編成も要因に挙げられた。
「国民死刑投票」は作品性が優れているという好評にもかかわらず、編成問題による雑音が物足りなさを抱かせる。劇中盤部、秋夕特集と杭州アジア競技大会中継放送で放送中止および放送時間が変更される可能性もあるという予測も出てきた。そうなる場合、視聴者が少なくとも2週間待たなければならない状況も発生する可能性がある。
先立って8月10日、初放送確定ニュースと共に「週1回密度のある編成を通じて一層強力な没入度で視聴者を魅了する展望」と自信を示した「国民死刑投票」が今後視聴率反騰に成功できるか帰趨が注目される。
「国民死刑投票」は毎週木曜日午後9時に放送される。