「国民死刑投票」、エンディングのおいしいお店になった···●追跡スリラーの醍醐味をしっかり
MyDill(8/22)
SBS木曜ドラマ「国民死刑投票」(脚本チョ·ユンヨン演出パク·シヌ)がぴりっとしたエンディングで劇の面白さを倍増させている。
「国民死刑投票」は悪質犯を対象に国民死刑投票を進行し死刑を執行する正体不明の「改奪」を追跡する話を描いた国民参加審判劇だ。奇抜な想像力を基盤にした衝撃的設定とストーリーテリング、スピーディーでスタイリッシュな演出、パク·ヘジン、パク·ソンウン、イム·ジヨンなど信じて見る俳優たちの破格変身がシナジー効果を発揮し、お茶の間劇場を熱くしている。
また「国民死刑投票」はハードボイルド追跡スリラージャンルのドラマで、視聴者がたった1秒も目を離さずに没頭させることが重要だ。「国民死刑投票」は緻密で迫力あふれる展開で没入度を引き上げた。そして、このような没入度に傍点を打ったのがスリルと衝撃を行き来しながら視聴者を牛耳ったエンディング。放送2回目でエンディンググルメになった「国民死刑投票」のエンディングを振り返ってみた。
▲ 第1話エンディング:警察キム·ムチャンVS殺人者クォン·ソク、意味深長な関係暗示「インパクトMAX」
1話のエンディングで警察のキム·ムチャン(パク·ヘジン)はクォン·ソクジュ(パク·ソンウン)が殺人を犯す現場を目撃し「やめろ、兄さん!」と叫んだ。顔いっぱいに血が飛び散ったにもかかわらず、キム·ムチャンが来たにもかかわらず殺人を止めなかったクォン·ソクジュ。先立ってジュヒョン(イム·ジヨン)が国民死刑投票を犯したゲタルとクォン·ソクジュの間の連結輪に言及した中で、キム·ムチャンとクォン·ソクジュの間の意味深長な関係が暗示された。続いて画面は刑務所の独房に収監中のクォン·ソクジュを映した。闇の中で鋭く輝くクォン·ソクジュの目つきが瞬く間に画面を圧倒した。
本当にクォン·ソクジュが「ケタル」なのか。それとも「ケタル」とどんな関連があるのだろうか。警察の金武燦(キム·ムチャン)と殺人者の権錫柱(クォン·ソクジュ)はどんな関係だろうか。強力なインパクトとともに視聴者の好奇心を刺激したエンディングだった。
▲ 第2回エンディング - 国民死刑投票の2次事件発生、警察キム·ムチャンが搭乗した車両爆発「衝撃MAX」
第2話のエンディングで、キム·ムチャンは第2回国民死刑投票事件の対象者である悪質な犯人と一緒に車に同乗した。該当車両にはケタルが設置した爆弾があり、携帯電話を通じてケタルが自分の声を聞いていることを直感したキム·ムチャンはゲタルを挑発した。罪のない警察が一緒に犠牲になった場合、ケタルが主張する正義に反するからだ。しかし、個人の脱走を防ぐことはできず、結局自動車内の爆弾が爆発してしまった。
キム·ムチャンが本当に死亡したのか、罪のない警察の犠牲まで誘発したケタルの定義は本当に正しいのか。キム·ムチャンが絶体絶命の危機に瀕するエンディングは衝撃的だった。
このように「国民死刑投票」1話、2話エンディングは歴代級の緊張感と好奇心を誘発し、視聴者に次回を見ずには耐えられなくした。これは60分間ずっと積み重ねてきたストーリー、一瞬も緊張の紐を緩めることができないようにする素晴らしい速度感と感覚的画面構成、俳優たちの熱演があったからこそ可能だった。エンディンググルメとして追跡スリラーの醍醐味をまともに生かした「国民死刑投票」の次のエンディングも期待される。
一方、「国民死刑投票」は毎週木曜日午後9時に放送される。