「今からショータイム」パク・ヘジン「いつかまた身につく演技になると思って選んだ作品」[一問一答]
日刊スポーツ(6/9)
"私ももう四十です。"俳優パク・へジンが一時間余りの対話で最も多く言及した言葉は年齢だった。20代にデビューしていつのまにか16年目の中堅俳優として定着した。もう演技に対して苦言一言ぐらいはできる年数に属した年になった。"今年初めて私自ら誇らしく、頑張ったと賞賛した"と、パク・へジンは"昨日より、昨年よりさらに慎重に足を踏み入れなければならない時期がきた"としながら一言一言、重厚な姿勢でMBCドラマ'今から、ショータイム'を終えた感想を伝えた。
-ドラマを終えた感想は。
"とても面白く撮影した。面白いジャンルの俳優たちとの和も良かったし、大きな事故なく終えた。笑いながらよく撮って終えた。苦楽を共にした私の幽霊の家族と面白い撮影をした。良い記憶だけ残った作品だ。"
-魔術を学んだと聞いたが。
"魔術であるよりも、魔術のふりをすることだけを習った。どのようにかっこよく見せることができるだろうか悩みをした。魔術は短期間に完成できない。実際の魔術というのは何かのトリックだが、コインや火を扱う程度は練習した。指輪の魔術も練習をした。"
-初回水中ショーが印象的だったが、苦労はしなかったか。
"水に入ること自体が恐怖だった。浮力のために砂袋を足首につけていた。息を我慢して入って演技できる呼吸だけを残して撮影を繰り返した。当時、撮影しながら肩をちょっと負傷した。以前、破裂したところがまた破裂し傷を負った。大きな負傷ではない。"
-時代劇の演技も初めてではないか。
"時代劇をする俳優の方たちは本当にすごい。私は味わうくらいだったが、衣装、かつらの着用が難しくて困った。時代劇をしてみて、セットや衣装、時代が与える力がきっとあるんだと感じた。"
-今回のドラマでとりわけて身体を使う演技が多かったけど。
"いつまた、体を使う演技をするだろうか。フュージョンファンタジーのジャンルは今がする適期だと思った。これまで実際の年よりドラマの中で幼い役をしてきたが、今回のドラマは人間パク・へジンの感性がしたい時期に選んだ作品だ。"
-コミック演技もある時よりたくさんやったようだ。
"個人的にコメディージャンルが好きだ。壊れた演技を怖がらず、忌避することもない。これまで、特にする機会がなかっただけだ。しかし、お尻に火花の散る場面は撮影しながらヒョンタがきたのは事実だ。それでも(コミック演技を)また、することがあればやる。"
＊ (ヒョンタ)현타：
「현타」は「현자타임」の略語。
「현자타임」は「賢者タイム」。
-記憶に残っている視聴者の反応があるか。
"チャ・チャウンがくだらないことを誘発するキャラクターとし、マンボウと呼んだ。笑わせながら面白い表現だった。"
-キャラクターに対する研究はどのようにしたのか。
"作家さんのチャ・チャウンはもっと格好よかった。私は格好いいことを拒否して天然に見えるようにした。主人公が備えるべき徳を壊そうとした。よほどじゃなければ、監督がその度、'大丈夫ですか？'って聞かれるほどだった。私の意図が視聴者たちによく伝達されたのか聞きたい。"
-20代にデビューしていつのまにか年代が二度交代したが…。
"今年初めて私は誇らしいという考えをした。事実三十九と四十で何が違うか。昨日、今日に過ぎないのに。しかし、振り返って眺めてみる年になったんだという気がして、グッときた。昨年にはこのような考えすらしなかったのに…。"
-コロナ時局の中撮影する間、困難はなかったか。
"直撃弾を打たれてはいないが、パンデミック(世界的に流行する（伝染病）)を外れられなかった。スタッフが一人、また一人いなくなり、他の人が来ている日があり、ある日は撮影チーム、照明チーム全体が空になった。食事を一緒にするので流行を免れなかったのだ。現場で姿が見えなければ'行きましたか？'と聞き、'一週間後に会いましょう'とあいさつした。ただ、体が元気になって帰ってくることだけを願った。"
-撮影前後コロナ時局をどのように送ったのか。
"社会的距離を置くことで家族とより一緒にいた。どこかに行くことができる状況でもない時間をたくさん過ごした。私はベーキングを学んだ。元々お姉さんが製菓の資格証取得のために学んだが、私の方がうまく作れる。(直接作ったお菓子の写真を見せながら)卵菓子からスタートしてパンケーキ、雲パン、フィナンシェ、マドレーヌ、ティラミスなどの作り方は知っている。ある時、買い物の神様(チルムシン（지름신)が来て高価な真鍮の枠や生地を買った。"
(＊チルムシン（지름신）とは買いたいという消費意欲をあおる神のこと。)
-結婚する気はないか。
"(結婚は)常にしたい。5年を周期にしなければと思っている。今は四十五前にしたい。もし結婚したら、妻の意見に全面的に従うつもりだ。"
-最近心配は何か。
"私の振る舞いやどんなキャラクターに対する悩みよりもっと包括的な進路や俳優としての方向に対する悩みだ。どのような方向性を持たなければならないか悩む。そしてしわを自然に受け入れなければならない年を迎えたい。きれいに老いないと。"