釜山日報(7/7)

「パッ」と変わった俳優たちがテレビ劇場に続々と登場している。おなじみの服を脱ぎ捨て、これまで見られなかった見知らぬ姿で存在感を正確に表わしている。正反対のキャラクターへの挑戦はもちろん、舞台でブラウン管に活動の幅も広げた。最近幕を下ろしたMBCドラマ「コンデインターン」のパク・ヘジンが、その主人公。新たな挑戦に出て「新演技」を歩みを始めたパク・ヘジンに会った。
冷徹脱いで身近なコミックキャラクター
世代間のコミュニケーションの重要性伝達
「ボランティア活動着実にしていきたい」
俳優パク・ヘジン(37)に、最近放映終了したドラマ「コンデインターン」は「挑戦なき挑戦」だった。新しいイメージだったが、「人間パク・ヘジン」の色も見せてくれることができた作品だからだ。最近、ソウル江南区カフェで会ったパク・ヘジンは「私とのシンクロ率80%であるキャラクターを演じて特に愛着のあるドラマだった」と振り返った。
今回の作品でパク・ヘジンは、以前と「パッ」と変わった姿で視聴者に会った。これまで主に描いた冷徹で徹底した姿を置いて身近ながらコミカルなキャラクターでお茶の間外出をした。パク・ヘジンはドラマの中で「ホットダル麺」というヒット商品を作ってインターンから部長に高速昇進する「カ・ヨルチャン」を演じたが、その姿がかなり興味深い。色とりどりなターバンを書いて偽のひげをつけてダンスを踊ったり、社会新人の泣ける内面をリアルに仕込んだ。
パク・ヘジンは「今回の作品とキャラクターは、私には “注文仕立て”のような感じがした」とし「事実個人的には前作で演じた「企業ハンター」や「サイコパス」のような冷たいキャラクターの方が近づきにくかった」と打ち明けた。彼は「今、私は自信を持ってコミックもするということが言えるようだ 」としながら"今回の作品では私の中の愉快な姿を引き出すことができ、嬉しく楽しかった。 これをなぜ今までしなかったと思うほど良い時間だった」と言った。
「劇中のキャラクターと実際の姿の間に面白い共通点もあるんだよ。」パク・ヘジンは「ヨルチャンのように私も間抜けで情けない姿がある」とし「ふざけて冗談もよく言う明るい人」と述べた。劇中カ・ヨルチャンが一人でいるとき独り言を言うシーンや気に障るとき一人で悩む姿も一部似ている。彼は「私の方がもう少しヨルチャンより人間らしい。私の中にあるこのキャラクターを解放したが、自分を客観的な視線で眺めるヨルチャンとは違うようだ」と明るく笑った。
パク・ヘジンは、今回の作品後「理解」と「コミュニケーション」の重要性を改めて気づいた。既成世代だけでなく、若い層にも状況に応じて「コンデ」になることがあるということを新たに感じた。彼は「作品が伝える重要なメッセージのいずれかが「世代間の疎通の重要性」」とし「自分の考えを強要せず、相手の言葉に耳を傾け、気をつけながら配慮する社会になったら良いだろう」と力を込めた。
「ドラマを見れば誰でも「私の時はね」という言葉をよく言うコンデになることを知ることができますよ。私は時々「コンデ感」を感じると自分を警戒します。既成世代は、“間違い”と“違い”を認めて、若い友人は既成世代を無条件に否定的に考えないことです。人生の経験値が積もったということは学ぶことがあるということじゃないですか。皆一緒によく住んでいけたらと思います。」
釜山のヨンドで生まれ育ったパク・ヘジンは正に釜山男だ。15年近く俳優生活をし、日常的な寄付やボランティア活動も着実にしている。難しい子供たちを助け、毎年冬になると練炭配達ボランティアに参加する。消防士処遇改善に尽力した功労で、昨年には、行政安全部長官表彰を受けた。
2006年「噂のチル姫」でデビューした後、活動を休むことなくしている。難しいこともあるだろうが「意味のある」歩みを続けている。「力になる奉仕を着実にしたいです。助けが必要なところへの支援を切ると虚しさがより大きく感じられます。故郷釜山にも私の手助けが必要なところがあればいつでも走って行きたい。」