エックスポーツ (3/20)

'フォレスト'がハッピーエンドで幕を下ろした。しかし、話題性と視聴率、作品性はサッドエンディングだった。
19日の放送を最後に幕を閉じたKBS 2TVの水木ドラマ'フォレスト'は現実的な欲望を持った人物らが、それぞれ幸福ではない記憶と受けた心の傷を'森'という空間に集まり、治癒して幸せの本質を悟る内容を描いたドラマ。パク・へジンはM&A専門家カン・サンヒョクをチョ・ボアは外科医チョン・ヨンジェを演技した。
'森'と'ヒーリング'を全面に押し出したこの作品は蓋を開けたとたん、失望感を抱かせた。幻肢痛を患っているカン・サンヒョク(パク・へジン)の手のCGが先に衝撃を与え、2020年に放送されたドラマとは信じられないほど'鳥肌がたつ'台詞は視聴者たちを戸惑わせた。
また、M&A専門家であるカン・サンヒョクが119特殊救助隊員に偽装就業をするという設定から視聴者らの没入を妨害した。チョン・ヨンジェ(チョ・ボア)が地方病院強制の発令を受けて、彼らが一つ屋根の下で住むようになるという点も陳腐な展開だった。

最後の放送も失望感を抱かせてくれたのは同様だった。特にチョン・ヨンジェは幼い頃、親が自分と一緒に心中を試みたという傷を持っていた。そのため水へのトラウマを持っていた状況。養父チョン・ビョンヨン(パク・ジイル)はチョン・ヨンジェに実の親の愛を教えて、チョン・ヨンジェはその一言でトラウマを克服した。16回にわたり持ってきた'水へのトラウマ'があまりにも簡単に解決された。
演技力議論もあった。主演俳優たちすべて視聴者たちに苦言を受け、今作で演技に挑戦したチェ・チャン役のノグァンシクは特に残念な気持ちを抱かせた。ノ・グァンシクはDJ出身で同作品を通じて俳優デビューした。
このように多かった'フォレスト'の穴は美しい森背景としても、俳優たちの温かいビジュアルでも埋めることができなかった。TV朝鮮'ミスタートロット'が放送される木曜日の場合2%台の低調な視聴率を示したり話題性も視聴率ほど良くなかった。
この作品は実際の江原道(カンウォンド)などの森を行き来しながら撮影が行われた。俳優とスタッフたちの苦労が込められているドラマである。しかし、彼らの努力が日の目を見ることができないまま幕を下ろすことになった。