「コラム」パク・ヘジン!初心を忘れない誠実な人気俳優 | たまちゃんのブログ

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「コラム」パク・ヘジン!初心を忘れない誠実な人気俳優

Korepo(6/8)



ボランティア活動にとても熱心でファンを大切にするパク・ヘジン。映画『チーズ・イン・ザ・トラップ』に主演した彼は、6月6日に東京で映画の舞台挨拶を行なって、観客から絶大な歓声を浴びた。その熱い光景を見ていると、パク・ヘジンがファンを引きつける理由がよくわかる。彼は存在そのものが誠実なのだ。そんなパク・ヘジンのデビュー当時のエピソードを紹介しよう。

デザイナーを夢見ていた
釜山(プサン)出身のパク・ヘジンは、俳優になる前、釜山の洋服店で仕事をしていた。母親が自営業をしていたこともあり、幼い頃から「大学を出て会社に就職するよりは、自分で何か事業をしたい」と考え、デザイナーになることを夢見ていた。芸能界に対する憧れのようなものは漠然とあったが、「芸能人になろう」というほど確固たるものはなかった。
ところが、2003年のある日、芸能事務所の社長と偶然に出会う。というのは、パク・ヘジンがソウルの洋服店に遊びに来ていたときに、たまたま社長もその店を訪れていたのだ。一目見てパク・ヘジンのことを気に入った社長は「何かあれば連絡しなさい」とその場で連絡先を教えた。
少し迷ったが、パク・ヘジンは後に社長に連絡してソウルに上京。芸能事務所に出入りするようになった。そして2年間の準備期間を経て、ドラマ『噂のチル姫』でデビューしたのだ。

幸先のいいデビュー
準備期間の間、パク・ヘジンは演技の勉強を一生懸命に続けた。しかし、その2年間は彼にとって、「俳優になる夢を育てる期間」でもあった。
今まで経験したことのないソウルの生活に少しずつ慣れながら、多くの芸能関係者と会って話をし、芸能事務所のスタッフと一緒に撮影現場に出向いてドラマがどう作られていくかを学んだ。
そんな風に、先輩俳優たちが仕事をする姿を見ながら、パク・ヘジンは俳優という職業がどんなものなのかを肌で感じ、自分もこの世界に飛び込もうと決心した。
デビュー作となった『噂のチル姫』の出演依頼は、突然、舞い込んできた。実際、初めて配役の話を聞かされたときは、パク・ヘジン本人も、自分が演じるヨン・ハナムという人物が、それほど大きな存在ではないと思っていた。脚本家も「どれだけ出演することになるかわからない」と言っていたほどだ。

しかし、いざ撮影が始まってみると、出演場面が本当に多かった。こうしてパク・ヘジンは韓国の視聴者に俳優として顔を知られるようになった。しかも、評判がとても良かった。
ただ、パク・ヘジン本人はその評判が信じられなかった。
2年という時間をかけて演技の準備をしてきたが、他の俳優たちに比べれば準備期間としてはまだまだ短いと感じていた。しかもソウルの生活や芸能界など、新しい環境に慣れる必要があったので、演技の準備に専念できていたわけでもなかった。
そんな自分が、いきなりドラマに出て良い評価をもらえたことは、うれしさと同時にどこか恥ずかしさもあった。

俳優パク・ヘジンの固有名詞
『噂のチル姫』の後、パク・ヘジンは『空くらい地くらい』『エデンの東』で重要な役を演じて、人気俳優の1人となった。
しかし、逆風もあった。
彼はデビュー前に「うつ病」が理由で兵役免除になっていたのだが、後に「意図的な兵役のがれではないか」と批判された。
このときもパク・ヘジンは真摯に対応して世間の誤解を解いた。
以後、彼は俳優として着実に成長し、ドラマ『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』で好評を博し、今度は映画『チーズ・イン・ザ・トラップ』でも主演を務めた。
「僕にとって『チーズ・イン・ザ・トラップ』、そして、ユ・ジョンという人物は、切っても切り離せない存在になったと思います。ある意味、俳優パク・ヘジンの固有名詞と言えると思うんです。ドラマでもその姿を見せることができましたし、映画でもその姿を見せることができて、もうこれ以上悔いはないという思いです」
6月6日の舞台挨拶でそう語っていたパク・ヘジン。爽やかなイメージはデビュー当時とまったく変わらなかった。