Korepoニュース (12/8) 「取材レポ」
パク・ヘジン ファンミーティング開催のため来日!
囲み会見開催
次回はクールな役に挑戦したい!
KBSドラマ「いとしのソヨン」でサンウ役を熱演し、
今月放送予定のSBSドラマ「星から来たあなた」への出演も決まり
更に注目されているパク・ヘジンが東京でのクリスマスファンミーティング開催のため来日。
ファンミーティング終了後にはマスコミによる囲み取材を開催した。
イベント終了後のファンとの写真撮影と握手会を終え、
疲れも見せずに清々しい笑顔で記者の前に現れたパク・ヘジン。
フォトセッションの後「よろしくお願いします」と丁寧にあいさつをして会見がスタートした。
Q:ファンミーティングを終えた感想は?
3月に日本でファンミーティングを行なってから9ヶ月ぶりで、
その間とても忙しく過ごしていたこともあり、今回はとてもワクワクしていました。
みなさんと一緒に過ごしてとても気分がいいですし、
ファンのみなさんからたくさんのエネルギーをもらいました。
このエネルギーを持って、またドラマに頑張って臨みたいと思います。
Q:「いとしのソヨン」では愛される役でしたが、演技をする上で最も重要に考えていることは?
これまで色々な役をやったということよりも、
似通った役の中で少しずつ違う面を見せてきたということの方が近いと思います。
その役になりきるためにいつも努力していましたし、
その役の中でパク・ヘジンらしさが見えてこないように心がけていました。
例えばサンウ(「いとしのソヨン」)であればサンウになりきり、
年下であればそれぞれのキャラクターになりきるということを心がけていたのですが、
ただ人間なので自分の姿を完全に消すということに難しさもありました。
でも逆にそれが役に立った面もあるような気もします。
今回新しい作品でもこれまでとは違った姿をお見せしたいと思っています。
Q:新しいドラマ「星から来たあなた」で急遽役柄が変更になったことを決断した決め手や
悩んだことはありましたか?
そもそも今回のドラマを引き受けた決め手になったことは役柄(イ・ジェギョン)に
惹かれたということだったんですね。
最後まで自分の意見を曲げずに本来の役をやりたいと伝えていたんです。
イ・フィギョン役を提案された時には自分はこの役をうまく演じられると思いましたが、
僕自身は新しい役を演じたいという思いがあったので当初のイ・ジェギョン役を選択していました。
それでも役を変えることを決心したのは監督や作家に対して信頼があったからです。
より素敵にイ・フィギョンを描いてくれるだろうという信頼で新しい役を引き受けることにしました。
Q:「星から来たあなた」の共演者の方たちとはどのようにコミュニケーションを取りましたか?
他の共演者の方々もこの状況に対して少なからず当惑されていました。
それほど次の役に取りかかる十分な時間がなかったので、
韓国に帰ったらすぐに毎日撮影が続くことになります。
イ・フィギョン役を演じていた方がやむを得ない事情で降板されて、
すでに何シーンかは共演のチョン・ジヒョンさんや他の共演者の方たちと撮影されていたので、
そのシーンを編集室で観て撮影に入りました。
現場ではもちろんリハーサルもされていますが、
他の共演者のみなさんがベテランの方ばかりなので、
急に合流したからといって大変なことはありませんでした。
Q:ファンミーティングでは日本語が上手でしたがどのように勉強されましたか?
ファンの方はご存知だと思いますが、
十数年前の高校時代に習った日本語が僕の全てなんです(笑)。
デビューして6ヶ月ぐらい日本語の勉強をしているんですが、
その時も高校時代に習っていた日本語の復習をしたくらいのレベルであって、
今話せている僕の日本語が全てです。
買い物をしたり、食事をしたりできるくらいで少し専門的な日本語が混ざってくると
ほとんど聞き取ることができないですね(笑)。
Q:いつも変わらない姿を見せてくれていますが、
俳優という仕事にはどのようなスタンスで臨んでいますか?
誰もが仕事は休みたいという気持ちはあると思います。
僕も今のペースよりは途中休みを入れたいなと思う気持ちはもちろんあるんですが、
ご存知のように3年間活動せず、作品に出会えずにいた時期が韓国でありました。
その間にずっと待っていたわけですからファンのみなさんも僕もその時の乾きというものが
解消されていない状態だと思うんです。
「いとしのソヨン」のあとは中国に行ってドラマの撮影をしていましたし、
戻ってすぐに韓国で新しい作品を撮影していますし、
今は休む時期というよりもまだ仕事をする時かなと思います、
自分がこれまで俳優として活動してきた長さに比べて
僕の作品数というのはまだまだ不足していると思いますね。
今は休む時ではなく働く時だと思っています。
Q:イ・ジェギョンのような悪役を演じてみたかった理由は?
これまで多様な役を演じてきたというよりは似たような面がある役柄が多いですが、
その中で違いを出すように務めてきました。
どちらかというといい人の役、いい人すぎる役ばかり演じてきましたので、
悪人とまではいかないけれど自分の中にある別の引き出しを出してみたかった、
例えば僕の中にある冷たい面や、少し冷ややかな冷徹な面というのも
役で表現したいという思いがありました。
そう思っていた矢先にそのイ・ジェギョン役との出会いがあったので、
これだと思って決心したのですが変わっちゃいましたね。
Q:「いとしのソヨン」のような役がファンは好きかも?
ファンのみなさんには今回の役も好きになっていただけると思っています。
「いとしのソヨン」での役はいい人だったのですが、
男としてじれったい役でしたので、もどかしさがありましたよね。
でも今回は15年間片思いをするという役なので、
どんな困難や逆境に見舞われても一途に彼女を想い続け、
その感情をストレートに表現する役なので、
ファンのみなさんもじれったいという思いが少し解消されるのではと思います。
そして今回僕が役を急遽変えてまで選んだきっかけというのは
もう一つにはこの次の作品でこれまで演じてみたい役柄が出来そうな予定なので、
より強く決心しました。
Q:では次の作品は悪い男の役で決まっていますか?
両面を持っています。まだ(次回作品は)お話できる段階ではないのですがほぼ決まっています。
ある程度は具体的に進んでいますね。
Q:冷たい役も似合いそうですね。
じゃあ僕はもうこれ以上いい人の振りはしなくていいですね(爆笑)。
Q:休む暇なく仕事をされていてストレス発散はどのようにしていますか?
1、2年前まではストレスを抱えた時にはその感情をコントロールすることができなくて、
もう頭がおかしくなったりしたとか、すごくイライラした状態がありました。
でも年齢を重ねてからは、歳を取るということはこういうことなんだなあと実感することがあり、
考え方がとても柔軟になり、ゆとりが出て来たような気がします。
こいうことも有りうるだろうな、ああいうことも有りうるだろうなというように
大きく受け止められるようになりました。
一度何かやり始めたからには笑顔で乗り切ろうという気持ちが生まれ、
そのように考え始めるようになってからは考え方がソフトになりました。
そうやっていくと大きなトラブルや摩擦もなく進んでいくものなんですよね。
もっといろんなことに対して寛容になり、
人間のやることだから失敗だってあるだろうなという物の考え方が自分の中で変わったんです。
Q:中国で活動して韓国や日本との違いはありますか?
仕事面で考えますと、日本ではドラマの撮影をしたことはないんですが、
ファンミーティングやイベントの仕事を通じて感じるのは、
仕事面に於いて日本は最高だということです。
何よりも時間の約束をきちんと守りますよね。
時間の管理について韓国は少しルーズです。中国では更にです。
日本では定刻ではなく例えば57分にというような分刻みで、きちんとしていますよね。
リハーサルや準備なども非常に丁寧にするので、日本は本当に仕事をしやすい環境だと思います。
韓国はドラマの撮影は何日も徹夜が続きますが、中国はハリウッドシステムに近いので、
俳優は契約した時間や内容に沿って決められた時間内でやるというようになっています。
ドラマの現場を比較すると韓国の俳優やスタッフは夜も眠れず、一週間も徹夜が続いたり、
台本をずっと待っていたりということがありますから、韓国がいちばん劣悪なのかもしれませんね。
でもお互いの国の長所や短所があると思います。
Q:今の自分のいちばんの魅力は何ですか?
何があるでしょうか?ご覧頂いてどこが魅力だと思いますか?
そうですね、緊張しないというところかな。これが僕の長所だと思います。
だからって緊張感がないということではなくて、
例えばステージ上でファンの方々とお会いした時は、
緊張することなくリラックスした気持ちで触れ合うことができます。
もちろんワクワク感やときめきはあります。
緊張をすると失敗に繋がることもありますよね?
どんな場合でも緊張しないということは、自分の強みかと思います。
僕はどんな時でも慌てない方なので、もしかするとそれも魅力かもしれませんね(笑)。
僕みたいにファンミーティングを思いつくままにしている人っているんでしょうか?(笑)
Q:外見的にはどこが魅力ですか?
この彫刻のように整っていない顔立ち?かな。(記者から一斉にえーという声が)
ひとつひとつのパーツをよく見ていますと、目も左右違いますし、鼻も曲がっていますし、
ウォンビンさんのような完ぺきな顔立ちではないので、自分は親しみやすさかなあと思います(笑)。
顔の左右が違うので、左側は良い人の顔、右側は冷たい顔立ちです。
役者としてはいいかもですね。どちらが好きというと今は左がいいですけど、
役を変えることになったら右を中心に撮って行けばいいかなと思っています。
俳優としての気持ちや今の心境などを包み隠さずに話してくれたパク・ヘジン。
常に丁寧で真摯に答える姿は彼の俳優に対する前向きな姿と、
さらに一回り俳優として大きく成長した姿が垣間見えた。
会見終了後は日本のすべての仕事を終えた安堵感からか、
「お疲れさまでした。終わった~!」と背伸びする姿も見せ、日本滞在の4日間を有意義に過ごし、
帰国してからのタイトなドラマ撮影にもパワーをたくさん充電できたのではと感じた。
今後のパク・ヘジンの姿に注目と期待がさらに高まる!







