こんにちは。高橋翻訳事務所(http://goo.gl/25cZv)医学翻訳担当の平井と申します。
![医学翻訳](https://stat.ameba.jp/user_images/20120210/18/t-honyaku/49/ac/p/t02200169_0300023011785701963.png?caw=800)
ところが、2007年の後半にとんでもない朗報が飛び込みました。京都大学と科学技術振興機構の研究チームがマウス体細胞に4つの因子を導入することにより、ES細胞と同じ分化能をもったiPS細胞の樹立に成功したのです。この細胞は受精卵に戻すとマウスの全身の細胞に正常に分化し、親マウスの形質と万能細胞由来の形質が混ざったマウスが生まれたのです。しかも、生殖細胞にも入り込んでおり、そのマウスから全身が万能細胞に由来するマウスが生まれました。
この細胞は患者自身の細胞から作ることができる点で、倫理面でも、拒否反応にも全く問題はありません。この研究発表がなされた後、世界中でこの研究の正しさが証明され、さらに、この研究をもっと先に進めて、ヒトの万能細胞をつくろうとする競争が開始されました。この成果は世紀の大発明と言えます。つい最近では、iPS細胞から作った心筋(myocardium)で不整脈(arrhythmia)の症状を誘導することに成功しています。遺伝子治療や人工皮膚への発展ばかりでなく、人工臓器の作製も夢ではなく、広範囲の医療現場で使われるようになると期待できます。
![医学翻訳 ・分子生物学翻訳 ・生化学翻訳](https://stat001.ameba.jp/user_images/20120209/17/t-honyaku/fc/67/p/o0140015011783881539.png?caw=800)
大学や研究所で得た知識と経験を生かし、生命科学全般を対象に翻訳を手掛けております。最先端の技術内容に関する仕事が多いため、調査には十分な時間をかけた上で、読み手の立場を十分に配慮し、さらに原文のニュアンスや言葉のリズムを掴み、論理的で読みやすい翻訳文を提供できるよう努めています。
株式会社高橋翻訳事務所
医学翻訳 ・分子生物学翻訳 ・生化学翻訳 担当:平井
★ブログひな形 平井さん(学術論文)