コミックマーケット82が終了 | 高橋翻訳事務所スタッフリレーブログ

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こんにちは。高橋翻訳事務所(http://goo.gl/25cZv)美術翻訳担当の佐々木と申します。

アート翻訳今回のテーマは世界最大規模を誇る同人誌即売会のコミックマーケット(Comic Market)についてです。

毎年8月と12月の年2回開催されているコミックマーケット。今年の夏は8月10日から12日まで東京ビッグサイトで行われましたが、3日間で入場者数は10日が16万人、11日が19万人、12日が21万人の計56万人を記録しました。1975年の初開催から37年が経った今では海外からの参加者も増加しており、日本を代表するサブカルチャーのイベントに成長しています。また、今回はGoogleやサントリーなどの企業も初出展し、盛り上がりに一役買いました。

しかし、これほどまでに巨大化したために生じた問題もあります。まずは会場のキャパシティ。来場者が1日20万人を超えることもあり、群集事故(crowd accident)の危険性が指摘されています。また、夏は8月中旬の暑い時期、冬は12月下旬の寒い時期に開催されるため、参加者が体調不良を起こすケースが後を絶ちません。ルールやマナーを違反したパフォーマンス行為やチケットの転売、窃盗なども年々増加傾向にあります。影響は会場だけでなく周辺地域にも出ており、夏はお盆、そして冬は年末シーズンと重なるために交通機関が混雑し、会場の最寄駅では入場制限が常態化しています。

海外でもコミックマーケットを参考にしたイベントが開催されるなど、日本文化の発信基地として今後も成長が見込まれており、政府が進める「クールジャパン(cool Japan)」の代表的なイベントとして末永く続くことを願っています。


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美術分野全般翻訳を担当しています。日頃からさまざまなメディアを活用して新しい情報の収集を続けています。「美術」というと、分かりにくい、難しいというイメージがありますが、専門用語には注釈をつけるなど、違和感なく、スムーズに読むことのできる表現を心がけています。
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