「年末年始の営業時間」の英訳について | 高橋翻訳事務所スタッフリレーブログ

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こんにちは。(株)高橋翻訳 事務所で広告英語翻訳英文 キャッチコピー翻訳 を担当する米国翻訳 者コールマンです。


この時期に「年末年始」という表現を良く見ます。「年末年始の営業時間」はとくに、英語翻訳 する際、英語 圏のホームページなどを見ても、答えが簡単にでません。日本のように、年末年始の時期に休業することは少ないからです。休むとしても、1月1日のみが多いです。そこで、私は「business hours during the New Year's season」や「New Year's season business hours」にしています。厳密に言いますと、「New Year」は「新年」のことですので、「年末」の時期は「New Year's season」に入りませんが、「season」を付けることによりより広い幅の時期になり、営業時間の情報にたとえば12日30日から休むと書いてあれば、12月もその「New Year's season」に入っていることがすぐ分かると思います。わざわざ「Year's end and New Year season」を書く必要がないと思います。


実は、「New Year's season」という概念自体は元々欧米のサービス業にありません。大晦日には集まって楽しく過ごすことが一般で、元日にはゆっくりするのは理想ですが、会社が必ずしも休むわけではありませんので、元日でも働いている人が多いです。そこで、「New Year's Eve」(大晦日)および「New Year's Day」(元日)という言い方がありますが、12月30日~1月3日などのような多少長い休みを表す表現は元々ないわけですね。但し、クリスマスを含めて、祝日が多い冬の時期を「winter holiday season」を良く呼ばれますので、「New Year's season」は「大晦日」および「元日」が含まれている、より幅の広い期間だとのことは問題なく伝わります。


(「winter holiday season」という呼び方は昔Christmas holiday」でしたが、クリスマスをお祝いしない宗教の教えを実践する人々や宗教そのものを信じない人々はその言い方で困るという理由で祝日の多い冬の時期が最近「winter holiday season」と呼ばれるようになりました。)


さて、私は今年、2歳と7カ月の息子と妻と一緒に大晦日および元日を静かに過ごしますが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。Have a good New Year's season!


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