論述試験は三次試験の加点ですが、

二次試験の日に受けます。



つまり論述試験が書けなくても二次試験のテイスティングを合格していれば三次試験まで進めます。


ただ論述試験が何点だったか、論述試験が三次試験にどのくらい影響があったかなどは公表されないので全く気が抜けないです。


私が受けた2021は論述→テイスティングの順でしたが 以前は逆でした。

コロナ禍の観点から吐器が使えるのか使えないのかテイスティングが先か論述が先かのタイムスケジュールの情報がメールでくるのでソムリエ協会のメールには必ず目を通しましょう。



2021の論述試験問題は


1 カリフォルニアのシャルドネ種の白ワインを飲むお客様に対して、お勧めの料理を1つ提案し、理由を含めて200文字以内で説明しなさい。


2 小売価格1万円相当のワインを購入(または注文)したお客様から、『味がおかしい』というクレームがありました。あなたの対応を詳細に300字以内で説明して下さい。


3 ワインの生産から消費までの過程において、『サステイナブルな取り組み』の事柄を1つ挙げ、

200字以内で説明して下さい。



制限時間は20分


はじめの合図で問題を3問とも読んで

よし 全部書けるぞ!!と思いました。


しかし焦りと緊張からか字が書けない…


2行ずつくらいを書いて

次の問題も2行書いて、と書き足し書き足し

が精一杯です。


よし とりあえず白紙ではないぞ。

2番の問題が私は書きやすくなんとか

300字近くまで書けました。


その次が1のカリフォルニアのシャルドネ種との相性料理。しかし頭があわてていて

料理が思いつかない。思い浮かばない。




………牛肉のフリカッセ…………




脳みそのどこかで誰かが囁きました。


フリカッセはフランスの家庭料理。

クリーム煮のようなものです。


フリカッセをわざわざカリフォルニアワインと合わせる??カリフォルニア料理 

カリフォルニア……


フリカッセ フリカッセ フリカッセ



フリカッセ一旦忘れよう。



フリカッセ フリカッセ フリカッセ



もうフリカッセで頭が一杯でサステイナブルが書けない!もう フリカッセで行こう。


樽で熟成されたシャルドネとクリームのコク

牛肉のフリカッセ クリーム煮

今の季節(10月)だとクリームにキノコを加えて風味が豊かになりより美味しい


のような事をなんとか文章にしました。



牛肉のフリカッセ!食べた事おまへん。



なぜ それが出てきたかは謎です。


3のサステイナブルに関しては一番勉強しました。とにかく沢山の記事を読み書き調べ

一番自信があったはずなのに。


『1つ挙げ』 ひとつ…??

あんなに勉強したのに ひとつ。


こちらは 土壌の事について的を絞り

無農薬 減農薬 土壌内の微生物の安定

健全な土壌 持続可能な農業

のような事を文章にしました。

いや文章に出来たかは微妙ですね。


なんとか書きましたが時間はどんどん過ぎて

かなり焦りました。試験中の時間経過はアナウンスしてくれます。


ちなみにこちらが ソムリエ協会のホームページで発表された論述の模範解答です。





受験生の皆様

時間を計って文章を書くという作業をされて下さい。私はそこが不足していました。




2022新しいソムリエ教本は綺麗なラベンダー色


願書受付開始されてますので

ギリギリにならないようお気をつけ下さい。


また書きますね。

比与森恵三子