若い社員に対してもそうだし、友人に言わせれば子供に対しても同じだそうだが、『褒めて伸ばせ』が一般的になっているらしい。
以前なら当たり前だった『頑張れ!』や『それダメだ』等はプレッシャーを与えるからダメだとか、下手に褒めるとセクハラだとか、怒るとパワハラだとか、挙句の果てにはできない理由を聞いたりすると『教わってないから』とか『しっかり指示して下さい』とか言われたりする。
まるで自分は完成形で、それをコントロールできない上司が悪いと言わんばかりの振る舞いが少なくない。
もちろん上司からの一方的な指示が良いとは断言できないが、なんでもかんでもできない理由ばかりを並べられるとさすがにイライラさせられる。
友人の会社でもあったそうだが、新入社員がGWには数名出社せず、そのうちの1人は退職代行会社から連絡があって辞めたそうだ。
たとえ1カ月強の期間といえどもお世話になった会社に後ろ足で砂をかけて辞めていくような失礼な態度は、誰に教わったのだろうと彼も悩んでいたし、話を聞いた私も理解できなかった。
なんでもかんでも昔のやり方が良いとは思っていないが、逆になんでもかんでも今の若者のやり方が正しいとも思えない。
新たに立ち上げる会社に入社するのなら理解もできるが、現状動いている会社に入社するのであれば、少なくとも現状のやり方を飲み込んだうえで新たな提案をしてもらいたいものである。
おそらく若い方にとっては、ここに書き込んでいる内容が古くて理解できないものなのかもしれないが、最初から自分のスタンスを強要されても会社だって困ることぐらいは理解してもらいたいのだが…。