日本代表は現地時間11月21日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選第2戦でシリア代表と対戦し、5-0の快勝を収めた。
海外メディアが日本のゴールシーンを分析し、『日本のゴールはオフサイド』とする映像を公開すると賛否を呼んでいるそうだ。
試合は、前半32分にMF伊東純也からMF久保建英につなぎ、久保の豪快なミドルシュートで日本が先制すると、前半37分と40分には伊東のアシストからFW上田綺世が追加点を奪い、後半2分にはDF菅原由勢のフリーキック弾でリードを広げ、同37分には再び伊東のラストパスから途中出場のFW細谷真大がダメ押しの5点目を決めるという流れだった。
カタールテレビ局「Al Kass TV」は公式SNSで「3D技術を活用すると、日本のゴールはオフサイド。」と分析映像を公開した。
映像には、日本の3点目となる前半40分のシーンが収録されており、右サイドで菅原が縦パスを入れると、久保→伊東→菅原→久保とパス交換。
久保が相手ペナルティーエリア内に進入し、ゴール前に走り込んだ伊東にパスを送り、伊東の絶妙なラストパスから最後は上田が流し込んだ場面だという。
この際の伊東のポジションを解析した映像を受けて、海外ファンの反応はさまざまだったそうだ。
「誤審」「再試合を要求したい」とヒートアップするファンもいれば、「それでも5-0が4-0になるだけ」「結局、敗戦の結果は変わらない」「分からない」「普通にゴール」と冷静なコメントも見られるなど賛否の意見が飛び交っていたという。
しかし、大前提は今回のアジア2次予選にはVARがないという事である。
つまり、審判の判断に全てが任され、選手は己の全力を出してプレーするだけなのである。
仮に誤診があろうが、そこから先は審判の問題であり、あとからどれだけ技術を活用して解説しようが、試合が成立してしまえばルール上どうする事もできないはずである。
だって、本来VARはそういった場合に活用すべきもので、それを使わない選択をしたのだから。
審判が5ー0で日本の勝利ということで試合を終えた以上、それが正しい結果となるのだから。