乗客125人を乗せてマニラから福岡空港へ向かっていたフィリピンの格安航空会社「セブ・パシフィック航空」の旅客機が4日、同空港の「門限」となっている午後10時までに着陸する事ができず、マニラへ引き返す事態が発生したらしい。
国土交通省福岡空港事務所によると、旅客機は4日午後8時頃に福岡空港へ到着する予定だったが、パイロットから着陸をやり直すと連絡が入り、その後、滑走路の混雑で燃料切れの恐れが生じたため、急きょ北九州空港に着陸する事になったそうだ。
最終的に「門限」に間に合わない為、福岡空港行きを断念し、5日未明に乗客を乗せたままマニラの空港へ戻ったという。
写真を見てもわかる通り、市街地に近い福岡空港は、騒音対策を理由に離着陸可能な時間を原則として午前7時～午後10時に限っているそうだが、すでに隣の空港に到着している国際便を受け入れるくらいの融通は利かなかったのだろうか。
片やインバウンドだと大騒ぎしているのに、こんな事で出発地に折り返させるとは、なんとなく滑稽である。