ルールを守らない自転車の運転が横行しており、警視庁は取り締まりを強めているそうだ。
書類送検されて罰金などの刑事罰の対象となる『赤切符』の交付も増えているという。
警視庁によると、昨年1年間に自転車の違反で赤切符を切られるなどして書類送検された件数は4315件あり、前年の3003件から大幅に増えたという。
今年も9月末までの9ヵ月間で3906件を数え、昨年を上回るペースになっているらしい。
自動車やバイクの場合、軽微な違反は『青切符』が交付され、行政罰としての反則金を支払えば刑事責任を問われない仕組みになっている。
しかし一方で、自転車は道路交通法では『軽車両』に分類されており、自動車やバイクと違って運転免許を必要としないため制度上行政罰に問うことができず、『悪質』『危険』な違反と判断されれば、いきなり赤切符が交付されることになるそうだ。
警視庁はその明確な基準を明らかにしていないが、酒酔い運転や信号を無視して交通事故を起こすようなケースが含まれるとみられている。
赤切符に相当しない場合でも、軽微な違反については緑色の『自転車指導警告カード』が配られ、これには罰則などの規定はないが、注意を促すものとして警視庁は昨年約33万枚を発行しているそうだ。
今年も例年と同じペースでカードを配布しているという事らしいので、自転車を運転される方には交通ルールをしっかりと厳守して欲しいものである。
ぜひとも土浦警察(茨城県警)でも同様のしっかりとした取り締まりを行ってもらいたい。