自分が絶対なの? | ひでっちのブログ

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カバン屋のオヤジです。仕事関係もですが、旅行や食事など、個人的な趣味趣向を中心に感じた事をとりとめもなく書いていきます。

立憲民主党議員が、安倍晋三元首相の国葬への出席を決めた党所属議員らを非難するケースが相次いでいるそうだ。

立民は泉代表ら執行役員の欠席を決めているが、党所属国会議員の出欠は個々の判断に委ねるとしており、他党からは「『弔意を示す自由』への圧力だ。」との指摘も出ているらしい。

出席を表明し、党内から非難を浴びたのは野田佳彦元首相だという。

16日収録のテレビ番組で「元首相が元首相の葬儀に出ないのは、私の人生観から外れる。」と出席を明言したそうだ。

野田氏の出席の意向が報じられると、原口一博元総務相が同日、ツイッターで「人生観よりも法と正義が優先する。個人を優先するなど私にはできない。」などとかみついたそうだ。

矛先は立民を支援する連合にも向かい、芳野友子会長が15日の記者会見で「苦渋の判断だが出席せざるを得ない。」と表明すると、蓮舫参院議員はツイッターで「国葬よりも優先されるべき物価高の労働者支援を政府に求める立場なのでは。」と皮肉ったという。

立民は国葬に対して「国民への弔意の強制はあるべきではない。」と強調してきたし、泉氏は15日に党執行役員の欠席を決める一方、その他の党所属国会議員に国葬欠席を「強制しない。」と説明してきたはずなのにである。

自民党幹部は「『弔意を示すな』と強制するのもおかしい。」と批判している。

日本維新の会幹部も「党内で弔意の示し方を批判し合うのは見苦しい。」と眉をひそめたそうだ。

国葬を行うべきかどうかという問題点は残るものの、長らく国のトップを務めてこられた人の葬儀への参加・不参加を強制するべきものではないし、ましてや厳かにとりおこなわれようとする葬儀をデモなどで邪魔するなど人としてどうかと思うのだが…。

自己を主張しながらも、周りの方への気遣いをするのが日本人の良さだと思っていたのだが…。