東京都渋谷区の路上で母娘2人が刺されて重傷を負った事件で、逮捕された中学3年生の少女(15歳)が襲撃現場から100メートル以上離れた場所でカバンから刃物3本を取り出し、標的の物色を始めた可能性があることが分かったそうだ。
刃物は服のポケットなどに隠していたとみられ、警視庁少年事件課は慎重に襲撃機会をうかがっていたとみて調べているという。
少女は「自宅から包丁1本とナイフ2本をカバンに入れて持ってきた。」と供述しているらしく、いずれの刃物も取り押さえられた際に所持していたらしく、カバンは襲撃現場から百数十メートル離れた場所で見つかったそうだ。
背後から突然、娘(19歳)の背中を包丁で刺したとみられ、叫び声を聞いて振り返った母親(53歳)が少女を取り押さえ、母親もその際に肩などを刺されたということらしい。
少女が埼玉県戸田市の自宅を出たときの所持金は500円で、大半をJR武蔵浦和駅から新宿駅までの切符代に使い、帰りの電車代は持っていなかったそうだ。
中1の3学期に不登校となったが、週に1回程度保健室などに通い、学習塾や英会話教室にも行っていたそうで、家庭内での目立ったトラブルは確認されていないという事らしい。
以前にも書いた事があるが、これを少女の犯行だからと考えて良いものだろうか?
被害に遭われた母娘にとっては、加害者が成人であろうが未成年の少女であろうが関係あるとは思えない。
しかも、今回の犯行は見ず知らずの2人をターゲットにした凶行である。
未成年による残忍な犯罪が繰り返されている今、本当に少年法は必要なのだろうか?
未成熟な少年少女による犯罪である事を考慮しても、被害者にとってそれは関係ない事だと思えるのだが…。