今回は『1000年に1度』って… | ひでっちのブログ

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カバン屋のオヤジです。仕事関係もですが、旅行や食事など、個人的な趣味趣向を中心に感じた事をとりとめもなく書いていきます。

日本でも『○○年に1度』とか言っていた時期があったが、今度は欧米でも。

欧米の気候学者らでつくる国際研究チーム「ワールド・ウェザー・アトリビューション」は28日、英国で今月19日に観測史上初となる最高気温40度超を記録した猛烈な熱波は、1000年に1度の頻度の異常気象だったと発表したそうだ。

チームは「人為的な温室効果ガス排出による気候変動がなければ、起こり得なかった。」としているという。

今回の熱波では、これまでの記録を3~4度上回る最高気温を英国各地で観測し、リンカンシャー州では国内最高の40.3度まで上昇し、国内で数百人規模の死者も出たという。

チームは、地球の気候を予測するモデルなどを用いて分析し、その結果、英国でこうした熱波が起きる確率は、産業革命前に比べ、10倍以上高まっていたことがわかったということだ。

最高気温も、気候変動の影響で2~4度押し上げられたと推測されたという。

気候変動によって熱波の強度や発生確率は高まっており、今後さらに激甚化すると予測されているそうだ。

東京大大気海洋研究所の渡部雅浩教授は「欧州に限らず、気候変動によってまた猛烈な熱波に襲われる可能性が高く、備えが必要だ。」と指摘しているという。

つまり『1000年に1度』は、これまでの1000年には起こりえなかったという事で、これからは毎年起きても不思議ではないということなのかもしれない。