どうやら東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数が、今日は4万人を上回る見通しだという。
もしそうなると1日の感染者数が4万人を超えるのは、国内の自治体では初めてという事になる。
都内の感染者数は、先週の木曜日に初めて3万人を超えたばかりで、この1週間でおよそ1万人も増えたということになる。
都内の1日の感染者数は、先週の木曜日に3万1878人を記録し、この日の感染者数を年代別に見ると、100歳以上を除いた、全ての年代で、過去最多となったという。
また、65歳以上の高齢者、家庭内感染の数も、これまでで最も多かったそうだ。
しかし、その後の1週間で、都内の感染者数は連日のように3万人超を記録し、予想よりも早いペースで感染拡大が進んでいる。
当然この感染状況は、医療提供体制にも影響を及ぼしており、東京都は、新型コロナウイルス患者に対応する病床の使用率が、昨日時点で、50.5%になったと発表した。
現在、東京都では、医療提供体制の警戒度が、4段階のうち最も深刻なレベルの「赤」まで引き上げられているそうだ。
病床使用率が50%を上回ったことで、「発熱外来」を含めた外来診療だけではなく、入院患者の受け入れについても、ひっ迫している現状が鮮明となっている。
そしてこれは東京都だけの問題ではなく、各都道府県にも同様の危機的状況が起きている事を忘れてはいけない。
自分の安全を考える事は当然だが、同じように医療従事者に対しても可能な限りご迷惑をお掛けしない努力をする必要があるだろう。