左太ももの違和感の影響で200メートルを欠場したサニブラウン・ハキーム選手だったが、同種目の代表入りが確実となったそうだ。
3位以内なら世界ランクでの代表入りが有力だった飯塚選手と山下選手が表彰台を逃し、参加標準を突破しているサニブラウン選手が選考基準の上位になるのだという。
麻場強化委員長も「優先順位は高い。」とし、故障の状態については「ここを避ければ間に合うと判断したのだろう。」と判断したようだ。
また200メートルで代表に内定し、100メートルも有力な小池選手の選択次第では、100メートル5位の桐生祥秀選手が繰り上がりで代表入りする可能性も出てきたという。
日本陸連は原則2種目出場を認めておらず、麻場委員長は「すべて含めて当事者、コーチと打ち合わせする。」と話したそうだ。
しかし、これでは選手のレベルアップにはマイナスだと思うのだが…。
原則ではなくルールとして決まっているのなら仕方がないが、今回の選考基準なら、小池選手は100メートルと200メートルの2種目に出場すべきだと思うのだ。
もちろんリレーでの選考は別枠という事になるだろうが、そして、サニブラウン選手と桐生選手の個人種目出場は認めるべきではないと思う。
2人ともケガを理由に200メートルを棄権しているのだし、このような選考が続く限りは日本選手のレベルアップは先になるような気がしてならない。