ただでさえ新型コロナウイルス感染症の終息がみえず、しかも各変異型の感染が報告がされはじめ、このままでは本当に東京オリンピックの開催が危ぶまれる中、さらに火に油を注ぐような森会長の発言。
さらには、それを擁護するかのような二階幹事長の会見での発言内容は、油どころか火にガソリンを注ぐようなものだった。
最初に言っておくが、私は政治家の『発言を取り消します。』は、その発言内容の責任まで取り消されるのではないと考えている。
森会長の発言は、オリンピック憲章に抵触しているように思えてならないし、二階幹事長の発言は、皆で東京オリンピックを作り上げようと思っているボランティアの方々や聖火ランナーの方々、ひいては国民を冒涜するような内容であるように感じてしまった。
個人的には、優秀な方には70歳になっても、場合によっては80歳になっても最前線で頑張ってもらいたいと考えており、それは国会議員でも同じだったのだが、このような老害を見せつけられると、やはり議員にも定年制が必要かなと思ってしまう。
話を戻すが、少なくとも今回の両名の発言は、確実に東京オリンピック開催に向けてマイナスのものであり、しかも森会長の発言には各国から批判の声すら聞こえてきている。
もし、本当に森会長が才能豊かで東京オリンピックに向けて必要な人材だと言うのなら、組織委員会には具体的になぜ森会長が必要なのかを説明して頂き、続投してもらえば良いのではないだろうか。
それができないのであれば、今回は会長の座から降りて頂いた方が良いと思うのだが…。
最後に、二階幹事長であるが、一刻も早くお辞め頂きたいものである。