「まもなく党が一つ消えれば、いよいよ本格的に我が党の時代が来る。」立憲民主党の安住淳国会対策委員長が26日、国会内で開かれた党会合でこう発言し、会場がどよめく場面があったという。
国民民主党の野党統一会派からの離脱が決まったなか、立憲との合流協議を受けて党の分裂の危機を迎えている社民党を念頭に置いたものだったと思われ、他の議員たちの反応を受け、「余計なことを言ってすみません。」と平謝りだったという。
立憲の衆参両院議員が集まる場でのあいさつし、6月に閉会した通常国会では、旧立憲、旧国民、社民に無所属議員を加えた野党統一会派『立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム』として活動していたそうだ。
安住氏はこの会派名に触れ、「ものすごい長い名前だったけど、ようやくここにきて『立憲・社民・無所属』となり、まもなくもう一つ消えれば、『立憲・無所属の会』ぐらいになる。いよいよ本格的に我が党の時代が来るんじゃないか。」と語ったそうだ。
国会対策を担う安住氏の思惑は、会派を離脱していった玉木雄一郎代表が率いる新しい国民民主党への皮肉だったとみられる。
一方で、立憲と、地方組織を持つ社民党との合流について、自身の期待がにじみ出たようだった。
ただ、社民内では合流の是非をめぐって、激しい議論が続いている中でのフライング気味の発言ということになる。
この人、本当に立憲が過半数の国民に支持される政党だと思っているのだろうか？